国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2015/6/7ソワレ JCS

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目の前にひざまずいたシモンにそっと手を差し伸べて

「それからシモン」(怒)ではなく

「それからシモン」(呆)でもなく

「それからシモン」(助けてあげたい)みたいなニュアンスの優しい「それからシモン」を発した神永ジー

ここまで愛に溢れた「それからシモン」があっただろうか。

 

ひー!面白すぎました!今年のJCSは一味違いますね!

それぞれ自分の感情を積極的に外部に発信してるというか、神の御心一直線だった神永ジーは群衆と使途を思う余裕が生まれてたし、諦めの境地だった芝ユダは諦めない男になってたし、マリアはサバサバ自分のキャラを持ってユダのこと嫌いそうだったし、シモンはさらに責任を感じやすいギリギリメンタルになってたし、ペテ郎はチャラ感ドヤ感を脱ぎ捨ててしっかりした気配りの達人になってたしで、例年とは違う雰囲気をひしひしと感じました。

なので今回は役と役との関係性が面白かったです。

特にペテロとシモン!君たちそんな仲良かったっけ!?

ベスト仲良しペテロとシモンオブザセンチュリーですよ。

いや、仲良しというかペテロがシモンをメンタル面から支えてあげていた。

最後の晩餐では茫然状態のシモンの背中をたたいて励まし、ヨハネ伝でも背中を支えて励ましあい。

今年のシモンみんなから愛されすぎてて何事かと思いましたね。

 

【ペテロ】

2015年度のペテロはデキる使徒になってました。デキる使徒(笑)ではなく。

ジーザスをエスコートする姿がまるでSPのごとく、派手な表情もつくらず目ですべてをかたる飯田ペテロ。キリっと。

印象的だったのが

 

・最後の晩餐:ユダの「こんなにならずに済んだのに」を聞いて頭を抱えてうな垂れる

 →まるでこの展開を予知してたような「私も今みえるのだ明日のことがすべて」ペテロ

ジーザス逮捕:「武器を捨てろ」の後、ジーザスではなくうごめく群衆を見まわして戦慄して逃げる。

 →ジーザスの言葉自体というより、ジーザスの言葉が群衆にどういう影響を及ぼすかを察知して逃げた知的ペテロ

 

晩餐の大乱闘使徒ブラザーズでは、率先して仲裁に入り、シモンを座らせてなだめ、感動的なまでの模範使徒っぷりを発揮してたにも関わらず否認宣告を受けるという理不尽ぶりw

とにかくまじめで仲間思いのペテロでした。あれは使徒として将来有望株ですね。

 

●●本日のペテロの買い物●●

1、イケてないネックレスを購入。(首からかけてしっくりこなさそうな顔)(なぜ買ったw)

2、ネックレスを腕輪と交換。(嫌がられる)

3、腕輪とねこじゃらしを交換(嫌がられる)

4、ねこじゃらしとスープを交換(嫌がられる)

5、スープを飲んだところでジーザス乱入

結果:手ぶらで終了。

ネックレス以外全部交換で、全部嫌がられてるとこがポイント。

最初からスープを買えばこんなにならずにすんだのに・・・。