国際線第99ターミナル

国際線第99ターミナル

日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2019/5/29JCS東京公演レポ

f:id:terminal99:20190609211334j:image

今年、最高に荒んでません?

今年も浜松町にエルサレムがやってきました。
会場に入った瞬間目に飛び込んでくる黄土色の壁、土っぽいにおい!
いつもJCSの会場に入ると鼻から思いっきり空気吸っちゃう。
鼻からJCSの埃っぽい匂いを吸い込む幸せ、一種の変態かもしれない。

以下箇条書きのメモ書きになります!

群衆が激アツ】
・ホサナの出だしのテッテテ♩「ウオオオオオオオオ!!」の群衆雄叫びで劇場激揺れ。
・シモンナンバーの「とこしえの栄光と~♩」で走り出てくるところも地面に転がってブレイクダンス?みたいな見たことない動きしてましたし、市場でも通路で取っ組み合いの大乱闘してましたし、見てくださいもジーザス中心にして台風みたいになってましたし、そりゃジーザスもpmマーーーーーー!!って叫んじゃうよね!
・群衆の貪欲具合が半端なかったです。

神永ジー
・神永ジー史上最高に地上に近づいてきたジーザス。
・出てきた時点で疲労困憊。ジーマリユダ全員同じくらいの年齢にみえるせいか、同じ境遇で暮らしてきたんだろう感があり、神感があまり感じられない。
・疲れ過ぎてて、ユダに「不思議でーすあなたーはなぜ」でいちゃもんつけられた時、通りすがりのオッサンに理不尽ないちゃもんつけられたカップルみたいになってたジーザス&マリア。
・前年ににじみ出ていた優しさは今年は省エネモードのようです。

ユダ
・真面目で責任感もあるのに、仕事が評価されないことに定評のある佐久間ユダ
・裏切り者と呼ぶには可哀想なくらい一番まとも。
・ユダって、ジーザスが協力的じゃないとと本当救われないよね
・あまりにも評価されないせいか、天のやったぞユダコールに「褒められたー!」って感じでちょっとだけ嬉しそうに涙目になったのが可哀相すぎw
・裏切りの義務感に自分を奮い立たせながらも、自分を騙しきれないいい人

使途
・今年の使途はジーザスへのリスペクトが足りないですね????
・晩餐で予言を聞いてもいまいち無反応なシモン
・否認宣言されて映画のごとくジーザスに怒り出す春ペテロ
・シモンペテロのジーザスファンベテラン感がMAX。見失うぞ、私が去った後はーで2人して陶酔真顔で手差し伸べてる。
・そんなヤバイ使途トップ2にエスコートされてくジーザスなのであった。。

本城シモン
・使途経験値高すぎて浮いちゃってるシモン。
・↑ポッポの中に伝説のポケモン混ざってる感じ。
・シモンナンバー終盤にジィザァァァァァス!!シャウト追加
・さすがそれからシモン。別枠なだけある。
・シモンナンバーの交通整備ベテラン感、指揮統率力。
ジーザスの服を剥ぐ直前、村ピラトたんのソロ終了を待ちきれず四つん這いでにじりよってくるシモン群衆(恐怖)
・存在感ありすぎて顔見なくても2秒で見つけられるシモン群衆。お馴染みの猫背ガニ股ウォーク。

春ペテロ
・「知るもんか!」したペテロに対して、ジーザス含む全員が「はいはい」って感じで去ってくのわろす
ジーザス、ペテロに対する「海で魚を取ればくらしていけるぞ?」の言い方がちょっと皮肉ってません?
・無駄に声がでかく無駄に美声な「みてください貧しいのです」

阿久津ヘロデ
ヒンズー教の神でこんなのいたよね?(※キリスト教のミュージカルです)
・「ヒンズー教 神さま」でググると1枚目に出てくる絵の親族に違いない。
・知らない人10人にこの中に神様がいますって全キャスト見せたら9人が「この人?」っていいそう。
・阿久津さんがあのキラキラメイクしたらどうなるんだろうと思ってたら、わりといつもどおりだった(阿久津さんのお顔の勝利)
・怒りっぽいとかヒステリーとかの次元じゃなく、生まれた瞬間に2人殺してそうな・・・邪神?
・踊りでポーズ取った時のヒンドゥー
・ワンピースのゴッドエネル並の邪神
・真顔なのにリズムに乗ってるカーテンコール。みんな見えてる?ってくらい他の登場人物と干渉しないので、合成を疑うレベル。

観察日記もいいところなレポになってしまいましたが、今年はジーユダマリアの3人がいい具合に一般人感をだしてて、悲劇味が一層ひきたってたように感じました。
殺伐として話通じなさそうな群衆、最高ですよね!(演目独特の感性)
好きな荒ぶり具合だったのでもっと見たかったのですが、いつのまにJCSはここまでチケット入手困難演目に〜!