2020/2/12 The Story of My Life 観客との対話
アフタートークイベント「観客との対話」に参加してきました!
観客が事前に応募した質問に対して、出演者が回答するイベントです。
本編終了後、15分の休憩を挟んで22時5分スタート(遅wwww)
この日の担当は、トム役4演目のピルソクさんと、初演アルヴィン役のチャンヨンさん。衣装を着たまま椅子に座り、2人っきりでの進行でした!
「◯◯の時どう思ってたんですか?」というタイプの質問が多かったので、おのずと回答も「あ〜、あの時はね〜」と全てを乗り越えたトムとアルヴィンの座談会状態。
俳優さんの解釈って厳密にいうと公式じゃないけど、いわばプロの解釈家じゃないですか!考察の深さや、キャラクターの目から見た作品中の景色の話は、もおおおおおおおSOML好きにはたまらんスマッシュ悶絶多発死亡案件ばかりでした。
お2方ともそれぞれの役や作品に対して、想いをたくさん語って語って
みっちり50分間。(嬉しいけど長ぇぇぇぇwww)
以下、思い出した順番でメモになります!
(聞き取れなかった部分・および忘れた部分を全部はしょっております(爆)。50%くらいの信憑性で雰囲気だけでもお伝えできれば幸いです!)
Q、Independence Dayで「来るな」と言った後、トムが「アルヴィン、どう思う?」というシーンがありますが、トムはどう思ってるんですか?
ピル「トムにとっては本当にタイミングが悪かったので、アルヴィンができるだけ傷付かず、誤解しなかったらいいなという思いです。ところでアルヴィンはあの時どう思ってるの?」
チャ「それはピルソク兄からの質問?」
ピル「うんw」
チャ「背景を知らないのでなんというか・・・「いきなり!?」って。日常でもあるじゃないですか。友達との約束が雨で当日キャンセルになって、雨でも会えるのに?キャンセル?いきなり?って。こういう考えがよぎります。答えになりましたか?」
ピル「はい。でもあれはトムが悪いよね。自分で呼んで色々手配しといて、来るなってw」
Q.どうしてアルヴィンは、お父さんの弔辞をトムに頼んだんですか?
チャ「トムが書いた弔辞は、自分が先に死んだ場合じゃないと読まれないじゃないですか。実質アルヴィンは聞くことができない。だからトムの声で読まれる弔辞を1度聞いてみたかったんだと思います。また、思い出を絵のように残してくれるのはトムが1番だと思ったから。」
ピル「いいですね。でも頼んだタイミングが本当に良くなかったんですよ。よりによって1文も書けない状態の時に・・・。でも最善は尽くしたんですよ?内容もお粗末じゃなかったでしょ?あんなに最善を尽くしたのに「これで全部?」って」
客「wwwwwwwwwww」
ピル「あのシーン寂しいんですよ。「これで全部?」「もう1回やってみよう!」...1番寂しい一言は「努力したの?」ってw」
Q.「You are amazing Tom」の最後で読者に感謝の言葉を述べる直前、ピルソクさんのトムはアルヴィンの方を一瞬見るが、何を考えているんですか?
ピル「本当は「この人からインスピレーションをもらってる」って言う話は全然恥ずかしい話ではないはずなんです。でもそれまでの色々から、アルヴィンにものすごく申し訳ない気持ちがあり、あの場で話すことができなかった。」
Q、アルヴィンの人生で1番幸せだった瞬間は?
チャ「「雪の中の天使たち」を完成させた時。幸せな瞬間はたくさんあったけど、全部の瞬間が集まって大きな幸せになるのが雪の中の天使達じゃないですか。なのでそれを完成させた時が1番幸せだと思います。」
Q、アルヴィンがお父さんの弔辞を話しながら最後に涙ぐみますが、どうして?
チャ「頭の中が複雑なことで溢れている。お父さんが死んだ。お父さんとの思い出にもいつもトムがいて、お父さんとの思い出は結局トムとの思い出に繋がってる。修復が難しいほど喧嘩してしまった今、この後トムとどう顔を合わせようか。トムはどうしたらまた文がかけるようになるのだろうか。そんなことが頭に溢れて泣いてしまう。でも回によって感じることが違うので、お父さんの話に集中してるときもあります。」
Q.トムの課題タイトルが「ナビ(蝶)」だと聞いた時、アルヴィンはどんな気持ちですか?
チャ「あの時は本屋の整理が忙しいから「ゴソゴソ...ナビ...えっ、ナビ?」みたいな感じ。」
Q.ナビを聞いてる時、アルヴィンはどんな気持ちですか?
チャ「あの歌は最後に作品の良さがわかる歌詞構成になってるじゃないですか。だからそれまでは悲しそうに見えないよう計算してやってます。いつか別れる時はくるだろうと実感もなく思ってたけど、ついに来たか!みたいな。最後はトムの話を聞きながら、やったね。合格だよ。もっと大きな世界で進んでいかなきゃいけないね。そんなことを考えてます。」
ピル「前にたまたま振り返ったら泣いてたんですよ」
チャ「回を重ねるごとに色々感じることが多くなります。」
Q.最初のシーンでトムがアルヴィンに「1人でできる」と言っていますが、なぜそんなことを言うんですか?
ピル「あれはトムが無意識で言った言葉だと思ってます」
Q、たくさん同じ公演を同じ観客の前でしているとストレスになったり、マンネリ化しませんか?解決策はあるのですか?
ピル&チャ「同じ観客????wwwwwww」
客「wwwwwwwwwwww」
ピル「どうしてそう思うの?wでも同じ公演を重ねて慣れてしまうマンネリは実際昨年度のシーズンに陥りました。だから今回は出演しないつもりだったんです。僕にとってもお客さんにとっても良くないと思って。でも今回は10周年記念で過去キャストが戻ってくるということで出演しました。何をやったかというと、台本を初めて見る気持ちで向き合ってみたんです。そしたら新しい発見がいっぱいあって。今は楽しくやっています。」
チャン「僕は再演時、6ヶ月公演した時に陥りました。そんなに長くやったことがなかったので。それに加えて、上手くやらなきゃとか、失敗したらどうしようというプレッシャーがすごかったです。」
Q.ピルソクさん、今年は紙を投げるのが上手ですね。何か特訓したんですか?
ピル「え?僕そんなに下手だったんですか?w上手いと思ってましたw何が変わったのかわかりませんが、紙の量を少なめにするとよく飛ぶみたいです。初めて出演した年に、雪の中の天使達で大量の紙を掴んで投げたら、塊のまま最前列の人に直撃したことがあって。」(←ちょwww)
Q:雪合戦の実力
ピル「僕は上手いですよ。すごく上手いすごく上手い。」
チャ&客「wwwwwwwwwwwwwwwwww」
ピル「今は隠してるだけで、その気になれば上手いんですよ」
チャ&客「wwwwwwwwwwwwwwwwww」
Q.アクシデントトーク
ピル「お父さんの弔辞用の紙って1枚しかないんですよ。ポッケから出して広げたら(下に落ちてる紙を1枚拾って、端を裂けるチーズみたいに半分くらい破る)こうなってたんです!ここから笑いそうスイッチが入っちゃったんですけど、どうにか破れてるのを隠そうと思って上を指で押さえて・・・「愛する親戚・ご友人の皆様」(笑)。心の中で「ピルソク、ここで笑ったらお前は引退だ。悲しいことを考えろ悲しいことを考えろ死ぬ死ぬ」と唱えてどうにか堪えました。」
(恒例笑ったら●●シリーズ。)
雑談
チャ「あっ、今日(SOMLスペシャルイベントの)チケット発売日でしたね!」
客「(うめき声)」
チャ「ハッ(察し)1枚でも取れた人?」
客「・・・(わずかな人が手をあげる)」
チャ「・・・(察し)」
雑談2
チャ「今日ピルソク兄がマネージャーと来てるんですけど、特に考えもなく「今日は終演後イベントがあって、多分時間かかるから映画でも見てきなさい」って言っててwwww観にいかなかったみたいですけど。」
雑談3
ピル「頌徳文(日本版だと「弔辞」ですが、韓国版は英語版を直訳した頌徳文)って僕たちの国にはないから馴染みがないけど、映画とかでみるとすごくいいなって思うんですよ。「○○だったんですー」とか「○○でした!」とか。僕たちの国でもやったらいいよね?(突然チャンヨンさんを直視しながら)」
チャ「・・・!(振りが突然すぎて反応できない)」
その他
・アルヴィンの「大人になったみたい」」というセリフがありますが、お2人はいつ大人になったと感じましたか?私は未だに感じることができなくて、教えてほしいです。
→回答が聞き取れなかったのですが(涙)2人ともまだ感じられず、子どもだという結論が出てました。
・チャンヨンさん、若い頃に比べると膝が・・・という話をしたら、ピルソクさんに「私の前で歳の話をするのかね」という表情で無言で肩に手をおかれる。
と、こんな感じで色々抜けてたり間違ってたりしそうですが、良い話がてんこもりなアフタートークイベントでした。ふとしたセリフや瞬間に、こんなに背景や気持ちが隠されてたとは!キャラクターが経験する人生と、俳優さん自身の経験や考え方から引き出す演技が複雑に組み合わされて、あの本当に生きているようなトムとアルヴィンが誕生するんですね。
1番幸せなシーンは雪の天使っていう話、アルヴィンにとっては既に死後なのにこのシーンを選ぶところに愛と懐の深さを感じました。
ちなみに最後にピルソクさん、チャンヨンさんそれぞれが気に入った質問を1つずつ選び、選ばれた2名には原作者のサイン入りグッズが贈られていました!羨ましいー!
終演後、好きを限界突破をする勢いでさらに好きをこじらせて劇場を後にし、「もうストーリーオブマイライフがマイライフだよ」とわけのわからない言葉を脳内で繰り返しながら、凍えるサムソンの帰路についたのでした。