2018/01/06 スリルミー成福ペア（マチネ）

こうなってるとしか思えない。
（私のことなかなか見てくれない的な意味で）

★★以下ネタバレあります★★

初日ぶりの成福ペアを見てきました。
そしたらかなり変わってたんです、特に彼が！
前回の福士彼は「スリルミー星に新規上陸した火星人」のようでしたが、今回は
お嬢様といっぱい遊んでる！？わかる！！
えぶりばでぃわんつ彼！？わかる！！
そんな魅力的な彼になってたのです！

そしたら何が起こるかというとですよ。
私の気持ちがちょっとわかる気がした（不本意）
成河私の気持ちがわかる気がするとか！クレイジーにもほどがある！

そんな成河私は、今回もしょっぱなから
彼が戻ってきましたぁーーにやぁぁぁぁあああ( ◠‿◠ )
と揺るぎないサイコパスだったので、100分かけて彼が蟻地獄に吸い込まれてくのを見守るような公演でした。
以下ざっくばらんな感想になります！

【僕はわかってる】

だるまさんが転んだで始まるスリルミー。
この時点で、福士彼がみんなに人気ある理由がちょっとわかった気がする（本当かよ）
後ろからのサプライズは完全に羽交い締め。驚きすぎて思わず「フスェーッ！？」みたいな不思議な音が出ちゃう成河私。

このシーンの2人を見てて思ったんですけど、本当に彼、話してる時私のこと見ないんですね！
ただこれが悪いかというとそうでもなく、9割見てくれないからこそ、見てくれた1割の瞬間が嬉しいのかもしれないという・・！（新たなる変態の扉）
しかも見てくれるポイントが絶妙で、どこだっけな。僕はわかってるで「聞いたよ君の弟からね」を聞いた彼が、まっすぐ私の方向いて一瞬歩いてくるんですけど、直前でふいっと方向を変えて行っちゃうというんですよ。なんて意地悪なんだ！（ガッツポーズ）（不本意）
1曲めから私のアタックは凄まじく

凄まじいのにポケットからマッチを取り出す手は異様に冷静という恐怖。
彼が火持ってるか聞く3秒前にはスタンばってました。
最後に彼が意地悪でオーバーに投げたマッチもね、1本のマッチが火を付けたんですどころじゃないですよ。大炎上ですよ。

（マッチが恐怖で悲鳴をあげてもおかしくない怨念）（怨念言うな）
成河私の彼に対する好きは、拗らせすぎてもはや呪怨と呼ぶのがふさわしいかもしれない。

【優しい炎】
彼がやっと目をしっかり合わせてくれた時、なぜかゾクっとします。
曲が終わってからも、しばらくうっとりキョロキョロ炎を見渡す成河私。ふと何かを察して振り返ったら、誰もいなくなってて寂しい。

（舞台を確認しながら放火音を弾くかっこいいパクさん）

【彼の部屋&契約書】
私「親父に今日は帰らないって言ってきたんだ！」
彼「な ん で」
私「泊めてくれると思ったから☆」
彼「誰 も 呼 ん じゃ い な い」
どんなペースで話しかけられても、話す速さが変わらない福士彼。
なんというか、塩対応とはまた少し違う、

自動音声対応。

かと思いきや、
私「じゃあ弟に聞いてくる」
彼「ア"ー！！（怒）」←自動音声解除

これは解除できた時に謎の嬉しさがあるかもしれない（新たなる変態の扉2）

「お前じゃないとダメなんだ。」を、脚の間で手を組んだ地味可愛いポーズで言う彼。言った後にに上半身を前に乗り出して「ファイナルアンサー？」的な動きをしてくる。
それを聞いたソンハ私、見開いた目をクリクリさせながら2、3歩歩み寄るも言葉が出てこず。どれだけ今まで言ってもらえる心当たりなかったんだwwwと突っ込みたくなる動揺っぷり。（感動かも！w）
このあたりではまだ私も半信半疑で呆れ気味と言いますか、彼のペースです。
彼が指を切った後、あうんの呼吸のごとく私が用意したハンカチでチョン☆と指を拭いてたのがちょっと笑えました。（そしてそのハンカチは私のコレクションに・・・）

【スリルミー】
生殺しのソンハ私の「だきしめてほしー（棒）」が妙にステージに響きます。
何も感じなくて首をさわさわゴシゴシする彼。
あまりにも自分のことを見てもらえない私、ついに痺れを切らして胸ぐらを掴み上げますが、S極とS極の磁石なの・・・？と思うくらい彼の顔がこっち向いてくれない。
これには「おねがい！スリールミーー！」も1オクターブあがるってもんです。
そんな私のファイナルウェポン、契約書提示！
それを見た彼は

彼「わ か っ た」（自動音声）

自動音声は嫌だ！！！！
自動音声になると大体いいことないよ！
自動音声されたら負け感あります。

福士彼、シャツをはだけさせた後に手を広げて「ほら」ってやるのがセクシーです。

【計画】
ネクタイで私の首絞めようとする彼。
「こういうスリルが欲しかったんじゃないのか？うん？」の「うん？」が心のRECしたいくらい良かった。

【戻れない道】
「車で待ってろ」で奥に消えてく彼を、体を伸ばして見送って・・・若い頃に戻ったー！！
ここ、手錠が取れるのを合図に見分けることが多かったので、ものすごくナチュラルに三十数年の時が戻った光景に鳥肌が立ちました。
34年前の成河私は、理想の場所＆いつまでも2人永遠の時間に行けると信じてやまないウルトラスマイルで・・・・やっぱり怖いよーーーーー（泣）

【ロードスター】
誰やねんという勢いで、さわやか好青年旋風を吹き荒らす福士彼。
例の洋画吹き替えのような自動音声はどこへやら、声もさわやか！動きも快活！
今絶対ガードレール突き破ったよねと思うダイナミックな運転っぷりまで、親しみやすさしかありません。
いい名前だね！もカッキー彼に見せてあげたいくらい心がこもってます！
これは付いて行っちゃった子どももしょうがない・・・。

【超人たち】

↑恐すぎてはさまる私。
血まみれのロープ投げられて「震えてるぅぅぅわぁああああああ！！↑泣」と歌が悲鳴に変わっちゃう怯えっぷりです。
この曲の終わり、興奮してた彼がいきなりフッと冷めて去ろうとして、それを私が引き止めて、優しく起こしてくれるんだけど結局手をすり抜けて消えてっちゃう。
私が思い出す回想はどれも、直前まで触れ合ってたのに気づくと1人置いていかれてるものばっかりで、私が彼に抱いてる印象は突然いなくなってしまったっていうところが1番大きいのかな。

【僕のメガネ】
最初は成河私が焦ってるように見えたので「おやおや？今日はイノセント私なのかな？」と思いましたが、よくよく見てたら
私「見られていたのか、誰かに？（どうよ？）」
彼「ありえない（汗）」
私「血がついた何かがあったら？（どうよ？？）」
彼「あるわけ無い（汗）（汗）（汗）」
一見焦ってるようで、彼が焦る要素を着々と提供するとんだ煽り通話でした。
曲が終わる頃には福士彼、いたるところから焦ってる雰囲気が滲み出まくり。

【あの夜のこと】
こんなに早く見つかるとは、驚きましたぁぁぁぁー( ◠‿◠ )←嬉しそうすぎwww
今日のイケてる福士彼でこの曲を聞いて再認識しました。
このアリバイ、私には相当無理がある内容だと。

↑繋いだ手を思いっきり振り払ったら、勢い余った彼の手がゴムパッチンみたいになった図。
最後、去ってく彼に私がついていこうとしたら、ピアノがバシャァン！と鳴って、ビックリして足を止めたところが、彼の無言の圧を食らったようで面白かったです！

【審議会】
審議会で「猟奇的」呼ばわりされるところ、成河私はまさかそんな言い方されるとはこれっぽっちも思ってなかったような、不意を突かれたようなリアクションで
「（えっ？りょ？え？猟奇的・・・？私と彼の夢のような眩しく熱い物語なんですけど？？？）そんな言い方は...（困惑）」みたいな。

【留置所】
最初は強気で罵るも、足湯の淵に手をかけた私が発する無言の圧に気づきビビり始める彼。
謝ろうと私の視界に入ろうとしますが、逸らされる。顔の向きごと逸らされる！
彼、初めての見てもらえない体験。
見てもらえない辛さが、ここで初めてわかったかもしれません。
「わかったよ」と言われた時は、少しホッとした空気が漏れ出てました。

【死にたくない選手権】
初日から死にたくなさが尋常じゃなかった死にたくない。
今回はさらにパワーアップして、もはや死にたくなさを表現したコンテンポラリーダンスみたいになってました。
頭を床にゴリゴリ！触られてないのに触られたみたいに飛び上がる！
最後も
死にたく！
（せーのっ！）
なーーーーい！！！！
の大絶叫。
死にたくないのはもちろん、出られないことに対する絶望感がすごい！
ここで一気に等身大の大学生になりますね！
これにはさすがの成河私もなんともいえない表情。

【99年】
そうだったの！？知らなかったぁ！www（前回よりも軽いリアクション）
今日はネタばらしする成河私が怖すぎました！
始終ニッカニカで、なかなか状況が理解できない彼の「お前のメガネのせいで・・・！」に対して、無言で「（え？？？wwwまだわからないの？wwwwやっばwwwww）」と言わんばかりの満面の笑顔で目を左右にギョロギョロ。夜寝れなくなる勢いで怖かったです。
99年の1番もデレデレニヤニヤの笑顔で前に乗り出しながら歌ってて、もう、モザイクかけたい怖さ！！！！（褒めてる）
彼もハッと過去を振り返るようなそぶりを見せた後、あまりの怖さに手を顔に押し当ててうずくまってしまいました。

客席から見てこれだけ怖いのに、彼から見る光景は一体どれほど恐怖なことやら・・・！

ここまでは完全に私大勝利の雰囲気でした。
しかし次の瞬間、彼から出た言葉は

「い か れ て る」（自動音声）

え、負けた？（驚愕）

この話し方から感じる距離感！

結局今回もここまで追い込んだのに、彼はまた彼から去って行ってしまう。
あらためてスリルミーって、どう転んでも私の大敗北を振り返るお話ですね〜！
彼を見送り、うつむくのと同時に老いていく、1人ぼっちの現在の私。

歌の感想になりますが、ここのハモリがすごく綺麗でした！
2人とも全然音を外さないまっすぐな歌声なので、耳が幸せ！（視界は大惨事だけど）

【フィナーレ】
彼が後方に現れると、嬉しそうにもじもじしながら「待ってたよ！」と明るく声をかける私。
しかし明かりが消え、彼の姿も消えた次の瞬間、パニック状態で消えた彼を捕まえに行くかのごとく階段まで猛ダッシュ&ハァハァ言いながら階段のあちこちをまさぐる成河私。

動きも執念も祟り神です。

死んだってわかってても逃がしたくない執念おばけ！

もうやだこわすぎるぅぅぅwww

最後は正面から当てられたライトに驚いたように振り返ったところで「スリル・ミー」暗転。

【感想】
最後何事ですか！？！？
あれが50代の私なのかと思うと、まったくもって現在進行形で危険人物なんですけど、GUにしちゃダメでしょ！
もしかして彼が死んでもまだ諦めてないんだろうか・・・幻に襲いかかるように走ってく姿が怖すぎました。
自分の人生棒に振ってまで勝ちに行こうとする時点で飛んだスリル中毒なことはお察しですが、最後のスリルミーで振り返った時、どうして「見られた！？」みたいな驚いた顔をしたんでしょう？（ノーモア映画泥棒的みたいな感じ）
成河私の世界には彼と私しかいないから、覗いてる客がいてびっくりしたのかな・・・w

という超解釈はさておき、これ何も知らないで見たらすごい面白い公演だっただろうな！と思わずにはいられない、リピーターが見ても駆け引きに手に汗握る公演でした。
これだからスリルミーはやめられないですね！
この公演が今季のマイラストスリルとなりますが、最後に見応えてんこ盛りの公演が見れて本当に良かったです！いえ、本当はもっと見たかった！w

気づいたらとんでもない長文になってしまいました！ここまでお付き合いくださりありがとうございます。