2015/8/22 デス・トラップ《前半》
今回は初!演劇に挑戦してみました。
80年代に映画にもなっている「デストラップ」というサスペンスコメディ。
いつもどおり凄まじく雑にあらすじを説明すると
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スランプ中の劇作家シドニーのもとに、教え子クリフォードが自作の台本「デストラップ」を送ってきます。
これがとんだ傑作!
なんでも尊敬する先生に1番に見て欲しくて送ってきたとのこと。
え?まだ自分にしか見せてない?
コピーもない??
・・・殺っちゃう?
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だいたいこんなです。
シドニー役は初めて見るドヒョンさん、クリフォード役は前回のスリルで彼をやっていたジェボムさんでした。
ステージ上はこんな感じで、シドニーの部屋1セットのみ。
ミステリー作家だからか銃だの斧だの手錠だの、物騒な飾りで溢れかえってます。部屋自体も歪んでる~!
サスペンスなのでハラハラあり、ドキドキあり、でもどことなくまぬけでおかしい。
これ、映画がとても面白く、こんなところでネタバレしちゃうのはもったいないので是非1度ご覧になってみてください!
追記よりネタバレしまくりのしょうもない本編感想になります。
長すぎるのでまさかの前半後半。
【シーン1】
憧れのシドニー宅に招かれてウキウキでやってきたクリフォード。
愛想が良く人当たりのいい彼は、まさか自分が殺されるために招かれたとは夢にも思わず大興奮でハシャギまくり。
挨拶もそこそこに早速作品について話し始める3人。
極力殺人は避けたい派のマイラは妥協案として「シドニーが監修してあげるから共同著者にならないか?」という話を持ちかけます。
しかしクリフは1度自分の力で勝負してみたい!ということであえなく交渉決裂。
これにより、いよいよシドニー夫婦の横取り殺人計画スタートです!
シドニーは「見ろ!これは120万円くらいするフーディーニ(脱出芸が得意なマジシャン)の手錠だ!付け心地最高だから付けてみなさい!1人で取り外せる手錠だから!」と、どう見ても不自然な流れでクリフに手錠をはめさせます。
指示通りガチャガチャ動かしても取れないうえ、手首が痛くなってしまったので、鍵で取ってほしいと頼むクリフォード。
仕方ないな~と鍵を探し始めるシドニーでしたが
漂う不穏すぎる空気。
クリフも察したのか、引きつり笑顔でビビってます。
結局鍵はロープの後ろにあったのですが、疑心暗鬼に陥るあまりシドニーがロープを手に取った瞬間
叫びながらナイフで突撃。
すぐさま勘違いだったことに気づき「おいおい!まさか俺か殺そうとしてるとでも思ったのかい?www」「いやー!カンベンしてくださいよwww」と笑いあう2人。
しかしクリフがホッと一息つきながら手錠を外そうとした瞬間、シドニーが素早く首にロープを回して一気に締め上げたー!!
本当に思いっきり締めてるんじゃ??と思うくらい白目ひんむいて悶絶してるクリフさんに、改めて韓国エンタメのバイオレンスクオリティの高さに拍手!怖い!死ぬ!w
のたうち回る勢いのすごさたるや、多分あの瞬間シドニーがロープ離したら客席5列目くらいまで吹っ飛んだと思う。
ついにピクリとも動かなくなったクリフを絨毯でぐるぐる巻きにして、せっせとお庭に埋めるシドニー夫妻。ひどいwww
(シドニー夫妻が絨毯を運び出すところで暗転するのですが、よっぼど重いのか暗転してからも10秒くらいシドニーの「ふんぬぅおーー!!」という唸り声が響き渡ってて超シュールでした)
【シーン2】
ソワソワ落ち着かない夫婦の元に、近所に住むよく当たる霊媒師(変人)がやってきます。よりによってやっかいなの住んでるな!笑
早速異常な空気を感じ取った彼女は
①ブーツを履いた男に気をつけろ。
②女がナイフで人を殺すのが見える
と2つの予言をして帰っていきます。
この舞台でブーツを履いてる人物はクリフォードだけなんですが、彼はすでに土の中。
あんなウサンくさい話は気にするな、大丈夫さ!とシドニーが窓際に歩いて行った次の瞬間
死んだはずのクリフが窓破壊して乱入!
そのまま角材でシドニー滅多打ち!
ここ、映画で展開知ってたにも関わらずめちゃめちゃビビりました!グッタリして動かなくなるシドニー。
あまりのショッキング光景にマイラも心臓発作を起こして死んでしまいます。
部屋にはクリフだけとなり静寂が・・・と思いきやなんと!「痛かった!」とか言いながらシドニーが起き上がってるじゃないですか!
そうです、実は今までの出来事は全部自作自演で
こういうことだったのです。
いやー!シドニーとクリフがデキてたとは予想外(><)☆
・・・って予想できるかー!!
【シーン3】
ということで、ここからはクリフがシドニーの秘書という建前で共同生活が始まります。
向かい合うようにタイプライターを置き、それぞれ自分の作品を書く2人。
どっちかが噴き出すまで口笛合戦したり、その結果笑いが止まらず15秒くらい笑い続けてたり、音楽に合わせてピアノ風にタイプライター打ったりして楽しそう!
クリフも喋り方がぶりっこ風でラブラブ・・・かと思いきや、シドニーが部屋を出た瞬間舌打ちしてペンを机に叩きつけるクリフ。
あ・・・あれ?www
しかも強く叩きつけすぎてバラバラに粉砕したあげく客席まで吹っ飛んだペンw
尋常じゃないイラつき具合です!(その後さりげなく周囲を一瞥して破片を拾ってたので、割れる予定のないペンだったと思われる)
またも雲行きが怪しくなってきました。。
《後半に続く》