国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2014/11/10 スリルミー(松下私×小西彼)

順序不同でいきます!松下小西ペア初日です。

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今年のこに彼は盛大に人生に迷っていました。
彼が「戻れない道」歌ってもよさそうなレベルで。笑
何も感じないことを自分で心配しまくってるし、なぜか目が常にうるうる。
「このスリルがたまらないんだ」が全然たまらなくなさそう。
日々の虚無感に勝てなくて、どうすればいいのかいろいろ考えてたところにニーチェ先生が降臨→誤読した結果、間違った方向に真面目に進んじゃったのかな?という感じの彼でした。
とにかくヤケクソだったり調子にのったりしてるわけではないので、最後の弁護士の最終弁論について語るとき、心底憧れてるような熱の入りっぷりだったのが、もう絶対に叶わない現実を考えると可哀想だったのが印象的でした。

そしてレイに対する依存度が高い!というよりレイ以外友達いなさそう!
「お前じゃないとダメなんだ」が告白ばりに真剣w
「僕と組んで」も後半にいくについれて見捨てられたら死んじゃう感ような顔してたし、レイいなくなったら孤独死するかもしれない。

99年は最初こそビックリしてハヒハヒ過呼吸気味になってたものの、2番に入る直前の「レイ・・・」は
「レイ・・・(そんなに好きだったなんて・・・!)(おまえってやつは・・・!)」
みたいな含みをもたせた優しい「レイ・・・」でした。(ほんとかよ) 

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松下私は悪いことは悪いとハッキリ言ってくれるオカンのような私。
しかしスピーディーに妥協するので結果的に犯行を止めるまでには至らず・・・もう少しねばれば彼を説得できたんじゃないかなと思えるところが2人にとって残念でなりません!
54歳の私は淡々と彼とのエピソードを素晴らしい物語のように審議官に語り聞かせてましたw
しかし、彼の死について語るところだけは色々な感情がこみあげてきたように声がブルブル。
漠然とした印象なんですけど、松下私は彼を失った悲しみというより、孤独や焦りから彼を救えなかった悲しみが大きいように感じました。
スリルミーって私の回想で、観客が観る彼は私の記憶の中の彼じゃないですか。
それであれだけ孤独感が伝わってくるということは、私の中でも深く印象に残ってるのかなと思って・・・とかもうこれ全然レポじゃないですね!笑

そんなこんなで切ないハッピーエンドともとれそうなスリルミーでした。
正直ちゃんと呑み込めてないので、次回もっといろいろ見てきたいと思います!

【おまけ】

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アフレイドで寝ようと努力してる彼初めてみたw
絶望の夜が続く~♪のあとゆっくり横になって目をつぶり、しばらく沈黙してからの「眠れない(泣)」
でしょうね!wとしかコメントしようがないですが、しくしく泣きそうな「眠れない」は初めて聞きました。かわいそう度高い。