2019/3/7韓国スリルミー学生公演
クオリティ爆高でした大学生スリルミー。
演劇部の発表会的なノリで想像してたら、なんで演劇専攻でもないアマチュアの学生さんがあんなに上手いんだ！wwwやばし！！
最寄りは空港からもほど近い弘大入口駅。
ついに弘大入口の入口より先に足を踏み入れる日がやってきたわけです。
駅から徒歩８分ほど、すでに19時をまわりパリピ化した学生たちの間を抜け弘益大学正門に到着。
こ、これが真の弘大入口・・・！
地図を確認しつつ会場の学生会館を目指します。
まわりは思いっきり平日授業後のキャンパス。自分の不審者っぷりに心が折れそうです！
ふと階段の掲示板を見ると
さりげな〜くスリルミーのチラシ貼ってある。
学校にスリルミーのチラシが貼ってある学生生活ってどんな気分なんだろう・・・w
そんなことを考えながら３階まで階段を登り切ると、突如大量の人が！
チケットは奥の長テーブルで販売してたのですが、19:30の時点ですでに完売でした。100席もあるのに！
（ちなみに最終日は整理券出して2時間前には売り切れてたようです。スリル人気おそるべし・・・！）
しかもチケットがこんなに可愛いんです見てください～！（涙）
撮り忘れちゃったんですけどキャストボードも本物そっくりで、サークルメンバーさんのスリルミー愛とリスペクトをひしひし感じました。絶対スリルミー中毒の人いるでしょ！www
会場時間になったので中に入ります！
観客が席につく傍、舞台ではピアノリハーサル中。
やたら上手かったのでパンフレットを見ると、ピアノだけは外部の芸術大学ピアノ科の学生さんだそうです！
開演時間になるやいなや突如会場暗転。驚いて客沈黙w
そんな中、重く始まるプレリュード。はうあ・・・うまい・・・！
チケット良しステージ良しピアノ良し、開始１秒ですでにチケット代２００円の価値を超えてしまいました。
そこに無言で歩み出てくる53歳の私。
もう役者さんが一般の学生さんでも、それはそれで新しいものが見れるだろう。来てよかった。。
とまだ何もやってないのに満足してたのですが、第一声
「座ってもいいですか？」
うまいんですけでょじｗｑｍ！！！！！！！
簡単なようで難しい、立ち姿が安定してる！
セリフもセリフっぽくなくて、審議会のおじさんと対話してます！
いやいやいや、でもまだ歌があるから・・・と謎の動揺にうろたえながら1曲目のWHYを聴く。
・・・
なんで歌こんな上手いねーん！（頭で壁破壊）
アマチュアって・・・何？？？？？
彼も緊張してたのか、演技が少し手持ち無沙汰なところがありましたが、歌は文句なしですし、後半の焦り始めるところらへんが特にリアリティがあってよかったです！
ちなみに制作会社から正式にライセンスをとったとのことで、審議会の音声や効果音も本物と一緒でした。（だよね？）
照明も極力舞台と同じになるよう細かく切り替わってて、いやはやすごいです！
最初から取り乱した感想ですみません。
今回一般の方なのでどんな風に書こうか迷います・・・！w
とりあえず役の年齢に近い現役学生がやることで、そこを中心に書きたいと思います！
【大学生が演じて「これは！」と思ったところ】
（1）喧嘩シーンがリアル
→普通に話してた次の瞬間、突如言い争いになる感じがリアル！
気を許せる相手だからこその、気を使わない怒り方。
（2）完璧犯罪だと思ってたのにやべえ・・・！感がリアル
→「絶対俺は完璧」っていう根拠のない自信と、それが揺らいだ瞬間一気に弱気になる子供っぽい弱さが等身大！
（3）53歳が若くなっちゃうw
→これは仕方ないwww
以上を中心に、印象に残ったシーンは下記の通りです！
【彼登場】
この彼は私を利用してやろう系彼ですね！
私が触ったり、普通の友達枠から外れた行動しようとすると露骨に嫌そうな顔して避けます。
悪いことしたいけど1人だと不安・・・な感じが、演技じゃなく等身大の雰囲気で伝わってくるのが面白かったです。
【契約書】
出来上がった契約書を何度も嬉しそうに眺める私。
るんるんハッピー気分絶好調で歌パートが終わり、ゆっくり近づいてくる彼に何かを期待するような表情を向けるも、「はいお疲れ様でしたー」みたいな感じで何もせず帰ってしまう彼。
それを見て今までのワクワクが一気にしぼんだように不安そうな表情を見せたのが、これからを予感してるようで印象的でした。
【アフレイド】
暗転が明けると
スポットライトに照らされる体育座りした彼。（www）
私は完全にはけてます。つまり、彼定点カメラきたこれ！
隣の独房に私がいるはずですが、まったく何してるのかわかりません。
なるほど彼視点だとこんな感じだったんですね！（謎の感動）
確かにこの状況で呼びかけて無言だったら寝てると思っちゃう！
というかこれで実は私起きてるの怖すぎでは。
彼疑似体験ができるアフレイドでした。
【99年】
危なかった〜話す２人、いまいち現実と遊びの区別がハッキリしてない感じがリアルです。
ネタばらしの場面ですが、彼と私の立場どころか、彼と私自体が逆転したように見えました。
たぶんあそこで会場に入ったら私と彼の配役間違えるのでは？え？やば！彼と私逆だと思ってたやだー！！wwwってくらいさっきまでバタバタピョコピョコで落ち着きなかった私が、余裕すら感じる冷静さで彼を脅してるこの現実。
彼もすごみにおされて口パクパク状態。
ここまで雰囲気ごとひっくり返されると、スリルミー初見時に味わった何タンマどゆこと！？状態を久々に感じたような気がします。
でも確かにこのシーンにくるまで、時々チラ見える私の頭よさそうな雰囲気と、脅すようなキレ方を思い出すと、この本性もなるほど・・・！と納得です。
【ラスト】
釈放後に私の前に現れた彼。後ろから眩しいくらいオレンジの光がさして顔が見えない。
表情もわからない影から聞こえる「鳥なんか見て」の声。そしてすぐ去ってしまう。
もやがかった遠い記憶の向こうの彼、もう鮮明に思い出せないけど忘れられない。
そんな何とも言えない切なさを感じる演出の最後でした。
最後、鮮明に思い出せないスリルミーもいいな！！！！（イナバウアー）
予想外のハイクオリティと、学生さんのスリル愛で普通に面白く見ることができました。
作られたものじゃない、等身大だからこそ出せる空気感ってやつはやっぱりあるんですね・・・！ぶふふw
最後もせっかく日本から来たからと、わざわざ日本語できる学生スタッフさんが挨拶に来てくれたりして、公演もろともすごくいい思い出になりました！
日本に始まり韓国、中国、イギリス（来韓）と見てきましたが、新カテゴリーで「学生」が入りましたねw
これからも時差なしで行ける範囲のスリルミーは、どんなカテゴリーでも積極的に見に行こうと改めて思った観劇だったのでした！
