国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2011/5/17 キャッツレポ

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千秋楽発表公演を観てきました!
わかっていても、いざ発表されてしまうと悲しいものですねー。
気軽に足を運べなくなることももちろんですが、何より横浜キャッツシアターの存在自体にカウントダウンが始まってしまったことが淋しくて寂しくて、もう、ちょー悲しいです。うぐぐぅぅ・・・ざびじー!
そんな日の公演ですが、千秋楽発表日補正を抜きにしても、ご挨拶、スキンブルなどの大人数参加型曲の一体感がいつも以上で、あったかい公演でした。
以下面白かった部分をいくつか。

【マンゴとランペ】
新しい泥棒コンビの個人的印象は控えめなお兄ちゃんマンゴと、天真爛漫の妹ランペでした。
田中マンゴは基本無表情で低血圧そうなマンゴジェリー。しかし笑うときは全力で笑顔。
そんなパッと見大人しめなマンゴではありますが、自ナンバーを歌う歌声がめちゃくちゃ悪そうで泥棒っぽい、なかなかドスの聞いた低い声でかっこよかったです。
レンジの上でのセルフアピールは「ま~た、マンゴ~ジェrrrrrrrrルィ♪」とこれでもかというほどの巻き舌。
これはランペに叩かれてもしょうがない。

山中ランペはデビューしたばかりなのでしょうか?前もやってらしたのでしょうか?というくらいベテラン的オーラダダ溢れなランペ、外観は小柄で、目がくりくりのキラキラでとても子供っぽい、歌も表情ごと歌う元気いっぱいの破天荒ランペでした。しかし自ナンバーでは少し落ち着いた歌声で悪っぽく、これまたギャップにビックリしました。歌も上手です!
1人1人のキメポーズ時の、近年稀にみないドヤ顔がキマりっプリが見事でした。

ということで今回のマンゴとランペは、通常時と泥棒時のオン&オフのギャップが魅力的なコンビでした。
またミストフェリーズのマジックで消えるはずのボンボンが、真後ろの壁に引っかかって消えないというハプニングもありましたが、それを見つけられなくて大混乱してる光景も、2匹のキャラが引き立ってて可愛かったです。(その後ボンボンはボンバルリーナによりクールにたたき落とされました)

【萩原マンカス】
声のシャープさはいつもながら、前回気になっていた全体的な音ズレ(半音の半音くらい)がかなり良くなってました。
バストファナンバーでは回りにかわいこちゃんを引き連れピシッとあぐらをかき、どこか武将的な臭いが。
あまりの君臨っぷりに、バストファナンバーが殿の前でやる出し物状態に。
バストファのゴルフに対し、果てしなくテキトーに拍手をしてました。

【バイオレンス劇場~グロタイ編~】
グロタイナンバー序盤、グロタイ、タガー、スキンブルが船下でワーワーやってるのを観ていると、何やら船上をダーッ疾走するマンカスが。
何かと思えばミストにまさかの助走付きメガトンパンチ。cats2.png

あっけにとられるマンゴとぶっ飛ぶミスト。
さらに追い討ちをかけるように倒れたミストをオラオラと端に追いやり、最終的に覆い被さるような形でミストの胸倉を掴んでグロールタイガー方面へぶん投げEND。
しかもその後グリドルボーンを見て大喜びするミストを見て、さらに殴ろうとするマンカス。
荒くれ部下の荒くれ度が過去MAXに!誰かミスト保護を!誰かぁーー!

 

【バイオレンス劇場2~スキンブル編~】
スキンブルナンバーのヤクザ登場直前のオーブン手前で、ニヒルな笑いで謎のステップを踏みまくるランパスとタガー、それを交互にえー?と見まわすギル。

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しかしヤクザが出てきた瞬間タガーとランパスはステップをス止め、真顔になったかと思うと両側からギルを掴んで 

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投げたああぁぁぁー!
いじめよくない!
テンパってじたばたするギルを尻目に、オーブンによりかかりながら談笑してたランパスとタガーはまじで鬼でした。笑
そんな殺伐としたシーンを交えた今回のキャッツ、嫌いじゃない・・・!(どーん)

【カーテンコール】
握手を終えてステージ上でキメポーズを取ったキャストのみなさんの立ち位置がいつもより後ろ気味な気がしたので、靴落ちてくるかなー、靴落ちてくるよなー、と思っていたら案の定上から靴が
バッフン!

コ~ロリン♪

・・・

ひっくり返ったー!笑
ひっくりかえった靴を見つめるキャスト陣と、お客さんから漂う何とも言えない空気が面白かったです。
前に出た萩原マンカスが靴を元通りの向きによいしょと戻しましたが、顔が思いっきり笑ってました。笑
そんな和やかムードの中、靴の中から出た黄色の弾幕を広げると「11月11日千秋楽決定」の大きな文字が。
その横に荒川タガーが立ち、キャッツが千秋楽を迎えること、横浜公演は東京公演に次ぐロングラン公演であったこと、東京近郊での公演はひとまず終わりということなどをスピーチ。
告知の時点で「今後の公演について」ということで、千秋楽の発表であろうことは予想もついてはいたのですが、いざシアターで目の前で出演者の方々から発表を聞いたら、すごく寂しくなってしまって危うく泣きそうでしたよ!
五反田も良かったけどこの場所で見るキャッツが大好きでした。
これからまだ何回か見る機会があると思うので、1公演1公演大事に見ようと思います。