国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2012/4/19 キャッツレポ

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予期せぬ衝撃デビューでキャッツファンを揺るがせた(と思われる)萩原マンカス。
武藤マンカスがみんなに選挙で選ばれたリーダーだとしたら、萩原マンカスは無法地帯だったゴミ捨て場を力で統治し始めたリーダーな感じでした。
メイクとダンスのキレはもちろん、なかでもセリフの響きがナイフのようにキレッキレで、萩原マンカスが近くで声だしたらかまいたちみたいに皮膚がスパパーンしそう。
ゴキに殴られるところでさえSO COOLな表情(というか真顔)で吹っ飛ばされていき、マキャファイトでは秒単位でセクシーなイケマンカスでした。

1年半ぶりくらいに見る武藤マンゴは、余裕をかいま見せるベテラン臭はあいかわらず、なんだかクレヨンしんちゃんにでてきそうなマンゴです。
しかし虎マンゴと武藤マンゴでは雰囲気のギャップが大きく、虎マンゴの泥棒ナンバーが子供番組風なのに対して、低音ボイスの武藤マンゴはアダルティーなバー風でした。
ダンスは動きの1つ1つがアクロバッティックで、倒れた状態から腕で飛び起きるジャンプ力の高さにビックリ。
他にもタガーナンバーではボンバルリーナのお尻を頬杖ついてウットリ眺めたり、グロタイナンバーでは殴られた頭をさすりながら悔しがって地面をバンバン叩く→なぜかタガーに真顔で転がされてったり、やたらとうさんくさかったりと、ついこないだまでやってた正義のマンカスイメージをセルフ玉砕したシュールなマンゴでした。
あっ、でもグリザ登場時にはマンゴのマンカス化が見受けられたかもしれない。
海賊ナンバーでマンカスとマンゴが並んで歌うシーンでは、なぜだか胸がアツくなりました。

ニューフェイスの馬場ヴィクは近年稀に見ない和風系ヴィクで、女将的雰囲気に思わず和んでしまう、堂々としつつも落ち着いた新ジャンルヴィクトリア。
クールな踊りこなしっぷりで、デビューしたてなんてまさかそんな!

デビュー二日目だった相原ボンバルリーナは、ツンツンした表情と低めボイスで、セリフ部分が西村ボンバルにかなり似てます。
幸せの姿ラストでは、レンジ上でタガーとダンス。
ここでダンスするの初めて見た!イチャイチャがデフォルトかと思ってたら違うんですね。

カーテンコールは超人的身体能力を披露するキャッツが多すぎて、軽くオリンピック会場と化したキャノンキャッツシアター。
新庄ギルのひねり飛び蹴り、川野タンブルのひねり空中側転、マキャの片手ハンドスプリング、武藤マンゴの側転からのバク宙などなど、ちょースゴいです。
あと高城ランパスのI字バランスが、I字というよりもはや6時5分バランスになってました。
ジェリクル舞踏会はさっき終わったのにこれは一体・・・二次会??
そんなハイパークオリティのカーテンコール、がっついて見たかったのですがいかんせん舞台端で荒川タガーが口パクで歌いながらエアギターで踊り狂ってたので、気になってあまり集中できませんでした(笑)

始終そんなノリと勢いがあって本当に楽しかったです。
いつ見ても楽しいってすごいよね!