2011/7/17昼 JCSレポ

前楽公演にしてまさかの新展開。

芝ジーのユダに対するいたわり度が急上昇

日に日に変化を遂げるJCS公演でしたが、千秋楽のみを残した前楽公演でさらに新モーションが続々出現するという、初見でない客にさえも息をつかせない生ものを超えた生もの舞台ジーザス・クライスト＝スーパースター。

序曲の「ジーザアアアス！」シャウトがすでに涙声でカッスカスになってるスンラさんユダ。
ああ、これは今日もやってくれそうだと期待が高まる中、裏切りでもアンナスの差し出したお小遣い袋を勢いよく突っぱねすぎて前によろけ、かなり高まった状態での第１修羅場シーン「最後の晩餐」へ突入。
「望みなのだー！」でユダがアンコール公演の中ではかなり強めにジーザスに突撃。いつもはすぐユダの両手首を掴むはずが、今日はユダが深めに突撃してしまったため両肩に手を置く芝ジー。
その後「ここを出ていくがいい！」でもう１度手首を掴もうと試みるも、あまりにもスンラユダがジーザスの襟元にベッタリすがりつきすぎてて引き寄せられず、結局ユダの二の腕を掴む芝ジー。

そして裏切りのキスでは、チューされた後にユダの背中に手を回そうとする新展開。（映画イメージ？）
ただ背中に手を置く瞬間にスンラユダが立ち上がったせいで手がベシッと振り落とされた。ああー！ｗ
このどこまでもすれ違いまくる芝ジーとスンラユダの関係に涙が止まりませんｗ

でも今日は本当にいつにもましてお互いを思う優しさと悲しさが溢れ出てました。
何回見ても裏切りからの流れ辛い！どんどん辛い！（日本語崩壊）

あ、あと全体を通して演技がゆるめな青山さんｗ
ホサナでジーザス最前列ポジションにいるにも関わらずゆったりホサナ、兵士にかわってからもゆったりまったり群衆とバトル。
丘の上からふわふわ降りてきて、下にいたシモン（群衆ver）に飛び蹴りするところ最高。

飛び蹴りなのにスローモーションみたいな遅さ、それに対してぶっ飛び過ぎなシモン。
ジーザスの数少ない笑いのシーンですよ！

しかし群衆もジーザスたちも、夜のためのセービングの傾向が一向に見られなくて熱かった。
全員２０００年前から憑依しちゃいました！状態を１日に２回もやるなんて本当すごい！
あまりにも本気なのでマチネだけでかなり精神的にきました。
ジーザスは観客側からもマチソワに向かない演目だなあと思いつつ、ソワレはさらに熱くなるんじゃないか！？という期待がとまらない、本当に魔力的な作品だなぁと思います。