2014/11/7・10・12・14 スリルミー（尾上私×柿澤彼）

このペアは「え！？あの人とあの人が！？」みたいな２人だけの秘密感が強くてスリルミーっぽいスリルミーだなと思いました！
以下ネタバレありの感想になります。

【私】
松也私は自分の待遇がとにかく不満でしかたなさそう！
どうして受け入れてもらえないのかわからなくて苦悩しまくり、スリルミーの「これじゃあおがじいじゃないが！（超絶必死）」と「・・・なぜだ！（絶望）」にすべてが凝縮。
かっきー彼の心底適当な「お前じゃないとダメなん・DA(棒)」を心底嬉しがってる可哀想さ。
でもそのあとの「でもどうせ君はぼくの言うとおりにしてくれない！」の半泣き早口加減からして、今までも同じようなやりとりして裏切られまくってきたような感じがするｗ
他にも言いたいこといっぱいありそうな顔をしてたけど全部寸止めもしくは強制終了させられるので、しょんぼり顔で立ち尽くすしかない松也私。
中でもスリルミーで手をのけられたときのしょんぼり感は、思わず気にするなと声をかけたくなるようなしょんぼりっぷりでした。

【彼】
そんな抑圧されるがままの私なので、かっきー彼は調子にのりまくりのハイパー自己中。
椅子にふんぞり返れる限りふんぞり返っての「見損なっだぁ！！」の見損ないっぷり最強。見損ないすぎｗもはや椅子ごとひっくり返りそうである。
「がっっっっかりだな！！！！」のdisり具合も日に日にパワーアップしているようです。

自分の中で彼はざっくり

１、わりと一般人よりな感性を持ち合わせてる彼
２、無・怒・恐しかない感情死亡系彼

の２パターンにわかれるんですけど、今回かっきー彼は1から2にシフトチェンジしてたように思います。(そして２の中にもハイテンションverと低テンションverがいることが判明)
前回はよく笑い大学生っぽかったのに、今回は性格がねじれにねじれた人間に。
大体何考えてるかわからないんですけど、「どうせ弟の誕生日だ！」だけ憎しみの感情が明白。
きっと昔から弟ばっかり優遇されてきたんだろうなという、お父さんの愛に飢え続けた19年がみえるようでした。
その結果こんなに性格ねじくれちゃったんだろうと思える点において情状酌量の余地があると思いましたが、多分もうこれは更正できないレベルの人格破綻なので99年判決もいたしかたないのかもしれないですね。
ひねくれた小学生がそのまま体だけ大人になったような感じの彼でした。

ところでこのペアは彼と私の身長さが新しいですよね！
自分より大きい相手に対して偉そうな彼という図が斬新で面白かったです。

【WHY】
「何が知りたい？」が怪訝そうというか、好奇心で聞かないでほしいような含みをもたせてて、心の傷がまったく癒えてない松也私(54)
あの日２人見た♪で懐かしそうな目をしながら涙流してる！(初日)

【契約書】
血の付いたナイフをマーガリンのようにズボンで拭くかっきー彼。
（かっきー彼はいろいろ雑すぎて、レイがいなかったらとっくに逮捕されてたに違いない。）
計画では弟殺害計画で楽しくなりすぎたのか、歌詞の切れ目にヒャハハ笑いが入ってました。
14日公演では「なんてお前は天才なんだ」で私のほっぺをポムと触っていくサービス付。

【ロードスター】
やたらとノリノリなかっきー彼のロードスター。
無表情で子供を激選してたかと思ったら、歌のお兄さんばりのさわやかボイスで歌い始め、手すりに頭突っ込んだり(帽子かぶってるのにドンピシャで突っ込むかき彼クオリティ)階段でちゃらいポーズをとったり、とにかく誘い方がチャラい。
「うらやましがるぅ～」がやたら羨ましそうな声色で演技派。
しかし途中、鍵でたわむれてテンションあがりすぎたのか「ッホゥ!!ｗｗｗッホホーー!!」と奇声をあげはじめ、これでついて行った子どもアホかと思ってしまいました。
「いい名前だね（棒）」と相変わらず興味ないことに対しては棒読み。

超人たちではまたまた頭をフェンスに突っ込んだりフェンスにのぼったりとテンションうなぎ上りなかっきー彼。

笑いと興奮で感動的なまでに音を外してるのが、狂気的で最高でした。

【公園】
かっきー彼の「弁護士ならいる、この俺だ」はおいおい勘弁してくれｗｗｗと言いたくなる謎の力がありますね。
そんな彼にふりまわされまくり、ついに我慢ゲージがMAXになった松也私の

「待てやああああ！！！！」
松也さん要素がなくて驚いた松也レイでしたが、我慢ゲージが振り切れると松也さん（本人）が降臨するようです！
しかしその後、絞り出すような「どうしてそんなこといえるの・・・？」からの涙声で、戻れない道repも途切れ途切れ。
松也レイの取り残され演技泣ける・・・！

【９９年】

私の告白を聞きながら、怒られた子供のようにしゅんとして縮こまってく彼。１番が終わる頃には３分の２くらいのサイズに。
なんというかかっきー彼の９９年は、ライオンの皮をかぶって威張ってたヒヨコを丸出しにしたような、ぷるぷるピヨピヨ感が好きです(日本語力0)
松也私の「いっしょに死ねるなら・・・それもいい・・・」が、状況的には勝ってるはずなのに敗北感を味わってるようなかすれ声で、そのあと彼に言われる「だがこれから君は孤独だ１人」が胸に刺さります。

ズタボロのピヨピヨになりながらも最後まで強がるかっきー彼。
生まれてからまともな愛を受けることなく手をさしのべてくれる人もいないまま99年･･･
彼こそこれからも君は孤独だ１人って感じですよ！
最後の「99ね～ん･･･」の呆然顔はさすがの腹立たしさに定評のあるかっきー彼でもちょっと可哀想でした。

しかしこのペアの９９年２番１発目の「きゅ～じゅ～↑きゅ～うね～ん～♪」のハモり最高！
かき彼の吐き捨てるようなBメロ→松也私の「離れられない」でいったん静かになってからの歌い上げるハモり！

【雑談】
←（｀´）　←（・・`）
このくらい見てる方向が違うペアだったので、彼が私に振り向くことはないだろうし、必然の結末だったのかもしれませんが、それにしては優しすぎる私でした。
最初はひたすら松也私かわいそう！と思いながら見てたおかきペア、回数を重ねるにつれてかっきー彼がチラ見せする孤独も気になりだし、なかなか中毒性の高いペアだったことが今更ひしひしと！
なんでこんなに最初の週に出番を偏らせてしまったのか・・・もっかい見たい！ｗ