2017/5/5マチソワ スリルミー ピルユルペア
突如、私に120%の信頼を寄せる彼現る(どーん)
無許可で押しかけてきた私に対して、「じゃあな!」と少し笑いながら肩ポンするユル彼。
誰?(※先月比)
前回は路上で野垂れ死にそうなくらい切なかった、ピルユルペア。
何回見ても最初のルンルンな雰囲気から、いつ極寒シリアスに転調したのかわかりません。
すごく自然に繋がってるのに、どこでどう間違えてこんな結末にー!!
以下いい加減にしてほしい長さのレポになります。
●本編レポ●
今回のピルユルペアは前半がとにかく仲良し!
(しかし再会シーンはしょっぱなからハグ魔と化す私にうんざりする彼)
ユル彼の性格がゆるくなってたので、序盤はゆるゆるほのぼのシーンもあり、笑いもあり。
膝枕3秒成功おめでとう!
ユル彼渾身のノリツッコミに客席も噴出。
ベンチから私をどけようと、悪戦苦闘する彼ですが
自分からベンチを譲るアドリブにより、0.2秒で私の駆除に成功。
【契約書】
この日のユル彼はわざとらしく本をペラペラめくって、あたかも読んでるついでに言ってやってるんだからね!(照)オーラを出しつつ
どさくさにまぎれて言うツンデレパターン。
目の動きが本を読んでないし、しかもすごい早口。
案の定聞き返されて、罰の悪そうな顔で「おれ1人じゃできない。これでいいか?」と私の方を見るユル彼。
見てるこっちが照れる!
しかし恥を忍んで2回言ったにも関わらず
心外なお顔。
本気で「お前がいないと~」言ったのにそれはガッカリだよね!
ニーチェの本も、まさかの私の横に来て一緒に読んであげる方式。優しい!
【計画】
夢中になると全力でマイワールドに行ってしまうユル彼。
「弟を殺せばでっかい部屋に行ける!」の夢見心地っぷり、ユル彼はハリーポッターみたいに階段下倉庫にでも住んでるのかな?
でもさっき小さいベンチで折りたたまれるように寝てた光景を思い出すと、あながち本当に狭いのかもしれないw
【思い出せない】
アメリカの通販番組みたいな動きを指導するユル彼と、それをど真面目にコピーするピル私。どうみてもクソ演技レッスンである。
絶対取り調べでやったらふざけてると思われるやつです!
しかも2人とも途中から楽しくなってきちゃったのか、もっとこうやったらよくね!?と意見を出し合い始める。
ピル私は一通りやりきった後、ふと我に返り「うまくできるかなー!?(汗)」と急に不安になった模様。
案の定、本番で顔は引きつるわ、指導されたアメリカンリアクションは小ぶりだわでグダグダでした。
【公園バトル】
いよいよ警察の捜査がせまり、状況が悪くなってきた2人。
ピル私は頭を抱え、ユル彼はオドオド。
彼が自分が出した大声に自分で驚いてて、噴出しました。
公園では関係を怪しまれないよう、階段の両側に離れてコソコソ会話するも、挙動不審すぎて逆に怪しいという悲劇。
↑思わず叫んでしまったユル彼が自分の大声に驚き、どうすればいいのかわからず直立のまま半泣きになる可哀想な場面もw
掴みかかってきた私を引きはがして地面に叩きつけた彼でしたが、反射的にやっちゃったのか暴力を振るってしまったことに自分でビックリして更にオロオロ。
言い訳をするように「眼鏡落としたの俺じゃないから・・・」と言いながら、倒れた私を避けながらに上手側に逃げようとする彼。
逃げるように立ち去ろうとする彼に、「んぬああ!!(怒)(原音ママ)」と叫ぶピル私。「どうして僕にこんなことできるの?」でヨロヨロ立ち上がりながら聞く私に、彼は困ったような半べそ顔で捨て台詞を絞り出し、早歩きで退場。
ここの置き去りにされたピル私が、後ろ向きなので顔は見えないんですけど、背中が語る心ズタボロ感がすごい!
取り残されてから数秒立った後、フフッと吐き捨てるように笑ってました。
ユル彼もユル彼で、私に攻撃したことでオロオロする彼って・・・本当はすごく優しい人なのかもしれない(※殺人犯です)
【留置所】
放り込まれ、「うぅ・・・(泣)」と悲痛な声を漏らすユル彼。
最初こそ虚勢をはってみるものの、私からの真相暴露攻撃にタジタジ。
思わず胸ぐらを掴みあげるも
ピル私の地獄の制裁モード!これは心折れる!
「ううううう!」と唸りながら私を1回ゆするユル彼。
その後どうするのかと思ったら
泣いたー!!!!wwww
(いや、これは泣くよ)
手を放してパニック放心状態のユル彼。
思わず助けを求めるように泣きながら歩み寄るも、その分だけ後ずさりするピル私。
拒否レベルが鬼。全身から滲み出る軽蔑感。
「keep your deal with me」ではササッとジャケットを整え、親しき仲にも礼儀ありスタイルで謝るユル彼。
私の足元で、大きい身体をちっちゃくコンパクトに折りたたんで、おでこが地面に着く勢いの土下座。
ムヨル彼やジェボム彼が同じ印象でしたが、私に対して本当に申し訳ないと思いながら謝る彼の「keep your~」は観てていたたまれない。
最後手を掴まれて驚いて振り返ったユル彼が、「た、助けてくださるんですか・・・!?」と言わんばかりの一筋の希望にすがるような表情をしてたので、涙がちょちょぎれました。
彼を徹底的に突き放す絶許モードのピル私ですが、やはり「afraid」では彼の泣き声を聞きながら涙をぬぐう。序盤を思い出せば、あんなに好きだったもんね・・・!
膝を抱えて耐え忍ぶアフレイド。暗転して再び電気がつくと
謎のイメチェン。オッキュン先生?
【99年】
護送車では悲しみにくれたトイプーのような顔でしょげるユル彼。
弁護士の夢をベコベコに凹みながら語る彼を、少し驚いたようにまじまじと見つめるピル私。
かける言葉も見つからず、無言の2人、および無言のペガムアートホール。今期最強の気まずさ。
ピル私は今まで観た回すべて「知らなかった」のセリフを言っておらず、彼へのコメントもなく話題を変えるように次の会話に移っちゃうので「ひでえ(泣)」と思ってしまいます。
99年では1番のサビ中盤あたりでようやく全貌を理解するユル彼。
理解する直前にわなわな目を泳がせ、ハッと私と顔を合わせたときの悲しそうな顔!
「keep deal~」で謝ったから、私はまだ味方してくれると思ってたと思うんですよ!w
舞台手前で子どものように顔をグチャグチャにしながら泣くユル彼と、それを後ろで無表情でみてるピル私。
1回突き落とした彼を、引っ張り上げてからもう1回どん底まで突き落とすような99年で、何もそこまでやらなくても。。と、もはやこっちが泣きたい。
【ファイナル】
最後の審議会では、シャワー室での出来事を淡々とと振り返るピル私。
ラストで現れた彼に対しても、遠い過去を見るような、懐かしさと切なさが入り混じったような目で少し笑いかけ、当事者感がすでに薄れているような感じ。
奇妙な道をたどり、奇妙な結末を迎えた遥か昔の事件を、特に心を揺さぶられることもなく客観的に見るような。
彼を許したのか許さなかったのか、自分の中では一区切り整理がついているような印象の私でした。
●全体感想●
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全体的な流れとしては
彼は私を信頼してた
↓
私もそんな彼が好きだった
↓
彼はゲームと現実の境界線が引けなかった
↓
彼は成功ばっかりしてたから失敗すると思ってなかった
↓
彼は捕まるかもしれない恐怖に勝てなかった
↓
彼は怖くて私を突き放してしまった
↓
彼は相手を見捨てるというより、自分が逃げてしまった
↓
お互い信頼してたのにバランスが崩れてしまった
↓
私はまさか本当に見捨てられると思わなくて傷ついた
↓
彼は泣いて謝ったけど許してくれなかった
深く繋がってた友情が(なぜか友情と感じた!)修復不能なところまで崩れてしまった物語、という印象でした。
私のセリフに「(自分が彼の後に続かなかったら)2度と私には目もくれなかったでしょう」っていうのがあるけど、そんなことないよ!もう大好きがドバドバに出てるよ!
彼がしどろもどろ言ってた「お前がいないとできない」だったり、私が契約書破ろうとしたときの必死な表情だったり、彼にとって私は必要不可欠な存在だという片鱗がいろんなとこに散りばめられてて、そこに気づいた上で真剣に説得すればユル彼は止められたんじゃないでしょうか。
彼を失うのを恐れた私が、結果的に彼のゲームを後押しして取り返しがつかなくなったあげく、恐怖で正常な判断ができなくなった彼に裏切られる。
私からの信頼不足も結末の原因の1つでは?と思ってしまうスリルミーでした。
私がもうちょっと彼を理解してたら・・・最後、彼の夢聞いて「え、初耳」っていうリアクションのピル私が切なかったです。