国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2015/12/12ソワレ 壁抜け男レポ(韓国版)

ソウルで壁抜け男を観てきました!
壁抜け男、大好きなのに人に好さを説明するのが難しいんです。
なぜなら自分でも何がいいのかよくわからない。
そんなぶっ飛んだ内容のミュージカルなのですが、韓国版ときたらさらに輪をかけてぶっ飛んでました。(最大の敬意をこめて)

知らない方のためにあらすじ を一言で説明すると
「突如壁を抜けられるようになった冴えない男がリア充になって爆発する話」です。
舞台セットや演出は基本的に同じながら、日本版ではカットされてるナンバーが何曲かあった驚き。
そしてピアノ、フルート、木琴等で構成されたミニバンドによる生演奏が嬉しすぎました!
そんなこんなで韓国版がいかにぶっ飛んでいたのか、日本版と比較しつつお伝えできたらと思います。

 

【デュティユル三段階進化】
①第一幕で登場する公務員デュティユル。

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あまりのモサさに、これじゃあイザベルも恋に落ちないのでは・・・と心配になるモサさ。
壁を抜けられるようになったときも「ヘァァ~!↑(裏声)」とか「ヒゥァッ!↑(裏声)」と高音の悲鳴をあげたりで、まさに秋葉系。

②壁抜けをエンジョイし始めてきた第2段階。

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宝石泥棒のあたりで早くもガルガルスーツで登場!
壁抜け賛歌に日本版にはない間奏パートがあって、ダミーのデュティユル2人と街を駆け巡り、怪盗ガルガルの活躍っぷりを再現するシーンがとてもよかったです!

③イザベルとの恋を進展させる第2幕後半

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2幕後半にして新キャラかと思いました。

3種類くらいの生地を使ったおしゃれスーツをまとうデュティユルを見て、人間は髪型とファッションでここまで変わるのかという、よくわからない希望をもらったような気がします。

【公務員】

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1秒も仕事しない公務員
日本版の公務員はハンコ押してましたし仕事してたんですね。

【強烈すぎる人々】

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ジュディオンこええええええええ!!www
なにその髪型とファッションと呪怨メイク!

【弁護士】

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遅すぎてスポットライトにおいてかれる弁護士。

 

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最終的にライト捕まえてたけどね(どういうことなの)

【面白かったポイント】
1幕の終わり方が全然違いました!
「逮捕」の最後で警察とデュティユルが歌った後に、新聞売りが「ごうが~い!義賊~の!怪盗~!ガルガ~ル!」と合唱に合流。
空から札束が降り注ぐ中、町人達全員で讃歌を歌ってデュティユル万歳フェスティバル!

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壁抜け賛歌と新聞売りのメロディーの組み合わせがとてもよく、デュティユルが大人気になる理由もわかりやすくて、しかも楽しい!
客席にもお金が落ちてきたので、ちゃっかりもらっちゃいました。

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サイズ感おかしいけどありがとうデュティユル!
ちなみに休憩中、舞台上に乞食が出現するので、このお金をあげることができますw
近くの人が渡してたのですが、なぜか逆ギレされて客席大爆笑でした。偽札だったのかな?www

【面白かったポイント2】
「愛の頭痛」の曲調が暗くてホラー。
日本版が「頭痛いけどイザベルに会えるウキウキ!☆」な感じなのに対して、韓国版は頭痛がひどすぎて立ってられない感じ。
そして、後ろには医者の影が・・・

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(しかし客席は医者再登場に笑ってる)

【面白かったポイント3】
壁抜け讃歌の「怪盗ガルガルだ!」のメロディーが、日本版は「怪盗/ガルガル/だ!」の3種類の音の高さで構成されてるのに対して、韓国版は一文字一文字音程が違くて歌うの難しそうすぎ。

【総括】
いつものごとく全然まとまってませんが、壁抜け男は理屈ぬきでいいですね!
超意味わかんねー!w(褒めてる)