国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2011/8/? CATSレポ

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ときどきうっかり立ち方が乙女な金森ガス。脚!脚ー!w
前回レポを勢いに任せ過ぎたので一部訂正しました。相変わらずグダグダです。

【バストファー】
ドナルドダックばりのお尻ふりふり歩き、あまりにもブンブン振りすぎていつか遠心力でコケるんじゃないか心配な勢いw金森バストファーはマイク通さないアドリブを大連発、かつその声が最後列まで余裕で聞こえる大きさなので、かなり愉快なナンバーになってました。
「威厳があるオジサマ」というより「ボンボンの変わり者のオジチャン」系。
「ゴフォフォン!」と大きく咳払いをしてからシルクハットの上に乗り、演説中は力強く両手をバッと広げるんですが、なぜか持ってるスプーンがずっとプラ~ンプラ~ン。
シルクハットから飛び降りた後はスプーンでカーバとスキンブルをどかして、おばさん猫の「毎日太るだけ♪」に対しては、「いうなよ・・・」というような冷たい視線。
ご飯リレーでは渡される前から手招きで催促しまくり、手渡されたら文字どおり、手足バタバタさせながら大はしゃぎで暴飲暴食。
最後あまりにものけ反り過ぎてメス猫に押し返され、その勢いで「ウワーーーーー!」と目をそむけかねないすさまじい顔(こら)で前にすっ飛びおばさん猫がスプーンで抑止。
体重計に乗る前は人差し指を口にあててシーッと客席に合図した後、恐る恐る体重計に乗って、恐る恐る数値を見てから「うわあ~~~~!!」(手バタバタ)と大絶叫。
声でかすぎてもはや曲の聴こえに支障きたしてるよ!
マキャビティ出現後はバストファが発する威嚇音だけが舞台に響き渡り、本当に濃いバストファナンバーでした。

【ガス】
歩くのもやっとな感じで、とても腰が悪そうなヨタヨタ具合。
遠慮がちそうな雰囲気だけど、歌いながらジェリロに肩をグイグイしたり相槌うったり、いいおじいちゃんでした。

【海賊】

グロールタイガーは前半は怖め、後半はグリドルにメロメロのデレデレン。
特に後半のデレデレっぷりが目は線になってるし鼻の下伸びきってるしで笑えます。
そしてグリドルに対してとことんブリッコで、耳をとかしておすまし座りしたり、肩すぼめて脚バタバタしてダダこねたり、まさに誰だあなたは誰だ状態。

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気を抜くと手がハム太郎ポーズになってるグロールタイガー、憎めない(笑)
「センチメンタルジャッハ~~!ニィ~~~♪」の高音部分では、今まで聞いたことないような太い大きい声で大迫力!
ス、スンラさんそんな声もだせたのかー!!
ユダの場合、ある程度音が高くなると声をひっくり返してしまうので、ギャップにビックリしました。

後半は戦ってるところよりも追いつめられるところに迫力というか本気を感じる金森タイガー。
視線、呻き、焦り、指先の動きまですべてにおいて追いつめられてる感マックス、さすが追いつめられるスペシャリスト!(嫌すぎる称号)

海賊ナンバー終了後に再登場したガス、歌が嗚咽混じりの涙声で・・・いや、泣いてる!?
脱帽どころじゃない切り替えの速さ、船の後ろで何があったというのだ・・・!すごいな!
正直次の曲がスキンブルじゃなかったら、客席がションボリしんみり状態になってしまうところでした。

最後、みんなに受け入れられたグリザの手を包んで頬をよせた後、離れてからもジッと自分の手をみつめたまま動かないスンラガス、このシーンでこれ系の演技をするガスは今まで見たことなかったので斬新でした。
天上に見送るときも空を見上げながらほとんど動かないので何を考えてるのか・・・。
あまりにも観客が色々考える余地がある演技だったので、ここでのガスはグリザべラを見送る猫達の中の一匹ではなく、完全に独立してストーリーをもった一匹の猫に・・・すいません上手く表現できません!
つくづくガスは3役も見れて、役者さんの引き出しの多さに唸れるおいしい枠ですね。
他に見所だとおもったのは

・ソングで想像の120%上回る勢いで踊りまくるデュト様
・スキンブルナンバー後に若い猫に負けないいきおいでノリノリなデュト様
・りタガーのミスト曲序盤の躍動感ありすぎなシルエットダンス

特にデュト様のソング後半は、本当に見る価値ありな勢いで踊ってるので、これからも注目したいと思います。