劇場レポ「TOM1館」
ありがたくも前回のペガム紹介記事が役に立ったとのお声を何件かいただいたので、行ったことのある他の劇場も紹介したいと思います。
今回は1番最近行ったこちらの
TOM1館。
最寄駅は4号線ヘファ駅。つまり大学路。
トムではなくティーオーエムと読むらしい。(今知った)
1階にあるカフェ横の階段を降りたところにチケットボックスがあります。
この劇場、劇場ロビーに女子トイレが一個しかないという劇場にあるまじき間取りをしてるので、トイレは到着前に済ませることをオススメします。もう一方の男子トイレが女子用に開放されてることもありますが、それでも全二個ですからね!(一応一階のエレベーター横にもあります。一個!w)
しかし、とんでも設計はむしろ客席内が本番だということを後で知ることになるのだった。。
客席は一階席オンリーの全335席。
劇団四季の自由劇場(500席)を一階だけにしたくらいのサイズ感でしょうか。
本日千秋楽を向かえた「インタビュー」の座席を例にするとこんな感じ↓
おそらく今、「アスレチックって何?」となってる方と、「アスレチックね(把握)」となってる方がいらっしゃるかと思います。
そう、平面図では表せない最大の特徴がこの劇場にはあるのです。超急傾斜というアイデンティティが!
客席に入った瞬間、「ここ2階?」と思われた方も多いのではないでしょうか。その傾斜っぷりときたら、劇場というよりサッカースタジアムに近い気がします。
とどのつまり、この劇場においては前席のお客さんによる視界制限を気にする必要がありません。B列だけ段差低いけど、それでも千鳥な上、普通の劇場の後方ばりにありますからね!
視界のクリア感においては安心感溢れる劇場といえるでしょう。
ただしそんなダイナミック傾斜をつけたことによる弊害も・・・
その1、最前列首骨折問題
傾斜がある分、最前列の座席位置が低く、舞台先端に役者が立つと「せーのっ、フン!」とやる気を出して上を見上げないと顔が見れないような角度になります。角度がつきすぎて逆に表情がわかりにくい。
インタビューにいたっては舞台がさらに高くなっているため、登場人物が座ってる椅子の底面が見えるという、もはやわけのわからない現象が起きてました。
その2、客席に一部ハシゴ状態の階段がある
これが上記のアスレチックですが、J列とK列の間に凄まじく急な階段があります。あそこで転けたら多分骨折する。
ここでさらに1段階座席が高くなるので、K列以降は2階席のような眺めになります。
(L列からの眺め。これ12列目ですが高さがあるので遠い!)
ということで、個人的なオススメ席はD-H列5-16番あたり?
横幅に関してはほぼ舞台幅=客席ですが、1番端の席は目の前がスピーカーなので、前方だとかなり首を傾けて観劇することになりそうです。
個性的ですが、観やすくて好きな劇場であります!