国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2014/8/30 スリルミー(ドンファ私×ウォングン彼)

異例の温かいものを感じるスリルミー。
なんじゃこりやぁぁぁ!(笑)
個人的に今までスリルミーはドキドキハラハラ感を楽しむもので、感動する作品ではなかったんですけど・・・意表つかれすぎて二段オチくらった気分です。
あらためて役者の役作りでここまで印象のかわるスリルミー、おもしろすぎる~!

 

ということで以下まとまりのないレポになります。ネタバレ部分は追記部分に!
1日目は私役がチョン・ドンファさんで、彼役がソン・ウォングンさんでした。

kansuriwatashi.pngドンファ私はとにかく一生懸命!
「♪僕はわかってる」で彼がはけるとき

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階段の隙間からでも彼が見えなくなるまで必死で見送る一生懸命さ。
あとなぜか

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彼に吹きかけられた煙と一生懸命闘っていた。
ちょっと不思議ちゃんではありますが、あんまり自分の気持ちを押し付けすぎないで、常に彼を心配してるような優しい私でした。

 

一方彼は

kansurikare.pngもう彼はあれですよ、ニーチェ関係なく生まれつきのやばい人ですね。
火をみたり犯罪計画の話してるときとか目も鼻も口も全開でハァハァしてましたもん。
たぶん頭の中は

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こんな感じだと思われる。

 

ということでひたすら誠実なドンファ私と、ほとんど話を聞いてないウォングン彼。どう転んでも相性最悪な2人です。
しかしもちろん私は彼大好き。開演10分にして悲劇すぎる!
いくらニコニコほがらかに接しても無視・・・かと思いきや自分に都合のいい部分だけちゃんと聞いてる地獄耳の進化系みたいなウォングン彼。見てるこっちが泣きそうになりますw

そしてウォングン彼は何より暴力がひどい!
最後の方に公園でケンカするシーンあるじゃないですか。
2日目に観たエノク彼は私を1回突き飛ばしただけだったんですが、同じシーンでウォングン彼はビンタ2発+思いっきりぶっ飛ばしたー!

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舞台の3分の2くらいぶっ飛んだあげく上半身から下段に落ちるドンファ私。
やめたげてよおおお!!w可哀想すぎて涙が止まらないwwwっていうかビンタwww
この直後に私が絶叫するんですが、以上のこともあって流れが恐ろしいほど自然。
こんなに心配してるのにここまで話聞いてくれなくて、しかもぶっとばされたら叫びたくもなるってもんです。
ええ、スリルミーに対してこの発言をするのは愚の骨頂はなはだしいですが

別れたほうがいいよ・・・!(どーん)

っていやいやそれができないからこそのスリルミーなんだろバカか!!

あっ、でもウォングン彼、優しい炎のときは優しかったですよ。

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おそらく警察か消防車の真似して私が大ウケしてました。
内容はわかりませんでしたが、彼が「ぴーぽーぴーぽー」言ってるだけで面白かったです。
あと最初の「老けたね」にもややウケしてくれてました。
ムチの比率が多すぎるぶん、たまにもらえる飴が沁みるんですかね!

あとどの彼にもどこかしら隙があるみたいで、ウォングン彼については「子供の扱いが壊滅的に下手」という特徴が。
曲のイントロ部分で「やっ!(^o^)/」って片手あげて子供にあいさつしてたけど目全開だし口ひきつってるし挙動不審すぎて即行逮捕キメられそうでした。

そんなまったく対等な立場にたててない2人ですが、私が彼に「バッグよこせ」と言われた際、わざと床に落として反抗するシーンがあります。
しかし落とした直後から「あ・・・どうしよやっちゃった・・・」とバッグと彼を交互に見てキョドるドンファ私。

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やらなければいいのにwww思わず無意識でやってしまったのかw
ウォングン彼無表情だけどムカつきオーラざざもれてる!反抗のはずがただの自爆

ここからネタバレ感想なのでご注意ください!

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【留置所】
手つないでおけば嬉しいでしょ?とか、ひざまずけば許すよね?とか、みかけだけの反省ポーズをとるたびに私をチラ見する彼。様子うかがいすぎだし、なにより表情が反省の色0すぎるw
とりあえず自分の得になれば、プライドもへったくれもなく何でもするスタンスのようです。
今までみた彼は本当に許してほしそうだったのに対して、ウォングン彼はこれやれば許されるかな?これは?これは?と、どこまでも自分のことしか考えてなさそう!ウォングン彼にとって私は、恋人どころか友人でもなく、便利な道具みたいな感じなんですかね。突然言うこと効かなくなったテレビにいろいろ試してる人みたいでした。最終的に全部だめかぁ~と諦めて去ろうとするときも顔が「ちぇ~」ってかんじw
私がやっと反応してくれたときは「ふ~よかったよかったよかった」と安堵の表情。一方ドンファ私は彼を無視すること自体辛そうな顔してて、いやもう本当悪いこと言わないから別れたほうg(ry

【99年】
ここにきて超絶怯えはじめる彼。見上げちゃうくらい身長高いのに、おびえ方がまるでハムスター。
私が目の前に立ちはだかったらときとか、のけぞりすぎて壁にのめり込みそうになってました。
一方それを面白がるわけでもなく、こうなってしまったことが本当に残念そうな顔のドンファ私。
やっぱりこの私は自分よりも彼を第一に考えてる感じがするな~!
彼を陥れたというより、いずれ破滅するであろう彼につきあってあげた感じさえしました。新しい!

【スリルミーリプライズ】

ここは9/17の記事に書いたとおりなんですけど、53歳の私が一瞬で19歳まで戻る演出が本当に泣けました。
振り返ったら立ってる彼に、当時と同じ全力の笑顔を向けるドンファ私。でも涙が止まらない。涙でつまってなかなか歌いだせない。
当時の彼に対するなつかしさ、もう2度と会えない悲しみ、すべてが凝縮されたようなつらい笑顔だった・・・。
そしてあれだけのことがあってもなお彼のこと好きなんだなぁという感情も伝わってきました。
今までピンとこなかった「究極の愛」というフレーズが、妙にしっくりきた1日目ペアのラストシーンでした。

【感想】
いやー!本当最後感動的すぎてびびりました!ドンファ私の役作り、個人的にすごく好きです!
しかし今までは私が彼を好きな理由が、こにらちチームはビジュアルかな~とか、かきまつチームは幼なじみなのかな~とか、なんとなくわかるような気がしたんですが、その点が難解すぎるw
考えまくった結果、何かの間違いでたまたまウォングン彼が命の恩人になったのかなという結論にいたりました。
いやだってそれくらいないとあんな理由のない愛が生まれるわけが・・・愛に理由はいらないのかそうなのか・・・

【どこにはさめばいいのかわからなかったおまけ】
①最初のキスシーン
2人の身長差が結構ある状態で、ウォングン彼があっさりした2秒くらいの軽いキス。
離れるさいドンファ私が自らの身長でいける限界点までねばったので、親鳥がヒナにエサあげてる状態。
序盤にしてすでに奇妙な鳥が2羽爆誕

②スリルミー後に暗転して、また戻るシーン
私が服を着なおしてるシーンあるじゃないですか。
松下私、良知私、ソンミン私は「♪」という感じでネクタイ締めなおしたり、ボタンとめたりしてるところなんですけど、あろうことがドンファ私は服グチャグチャのまま階段で大の字になって「もう立てましぇんハヒュン」みたいな感じでぜえぜえしてるじゃないですか!
あかーーーーん!!!!
と思わず前の座席にヘッドロックしそうになりました。
なんだそれ!っていうかここ役者別の個性だせるシーンだったんかwww

以上台無しのおまけでした。