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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2014/3/6 壁ぬけ男 バックステージツアー

壁ぬけ男バックステージツアーに参加してきました!
開演15分前に参加受付をしたところ座席は12列目。平日イベントにも関わらず一階席がほぼ満席という大盛況っぷりです。

今回のイベントはバックステージツアーだけでなく、舞台監督さん・衣装さん・検事役の青木さん・娼婦役の佐和さんによる衣装解説もあったので、以下印象に残ったお話のメモになります。

【衣装について+α】
・デュテイユルが来てる黄色のスーツは通称「ガルガルスーツ」(www)
・ガルガルスーツの柄は手描き。クリーニングに出す度柄が落ちるので毎度描き足している。
・衣装はフランス公演で使ってたものをそのまま買い取って使用してるものもある(八百屋・娼婦の服、医者のコート、イザベルのケープなど)
・八百屋と娼婦は同一人物だとわかるように衣装のシルエットが一緒になっている

・佐和さんがフランス公演のM嬢衣装を試着したところ、現地の役者さんが180センチあったためVネックが胃のあたりまできてしまい断念した。
・娼婦や検事は体型を衣装に合わせるため肉襦袢をきている。(青木検事のウエストは116センチ)
・検事の肉襦袢はお腹側が赤で背中が白。お腹をあけて見せてくれる青木さん。
青木さん「今年還暦だからめでたい!」(客席拍手)
・検事の帽子は上の方が太くなっているため、床に倒れるシーンで少し頭を上げないと脱げそうになる。脱げたら(頭がツルツルなので)「あの人部長だったの!?」って思われちゃうかもしれないから大変。
・新聞売りの衣装はタンタンの冒険を意識している。
・新聞売りのバッグは初演の際小道具として制作。使い古し感が欲しかったので、当時の新聞売り役(有賀さん)が日常生活でも使っていた。
・衣装さんがいないカンパニーは衣装がやぶけたら自分で縫わなきゃいけない。
青木さん「ジーザスの砂漠版はやぶれてもわかりませんね!」(砂漠版www)
・衣装にシャツが大量にある公演は洗濯が大変。若い男性キャストもエビータにでるとアイロンが一気に上手くなる
・デュテイユルとイザベルの似顔絵はキャストに合わせて小道具さんが描いている。ラストシーンで出てくる2人が壁に入った絵も同じく。
・娼婦が荷車に乗せてる液体は媚薬。
・今の舞台監督さんは裏方として四季に入ってから舞台監督を目指した。8年目くらいで舞台監督に就任した。

【バックステージツアー】
壁ぬけ男の舞台セットは奥行きがあるようにみせるため、目の錯覚を利用したデザインになってるのですが、いざ舞台に上がって見回してみるとめちゃくちゃ狭い!
警察官とかよっぽど集中して自転車こがないとすぐに落っこちちゃいそうです。
舞台裏もすっきりしていて、いたるところに「○○は確認したか!?」「○○注意」というような貼り紙が。
ゆるくて明るい雰囲気の壁ぬけ男ですが、裏側ではこれだけ色々確認を重ねてやってるんだなー!とあらためて感心してしまいました。

本編についてはまた後で書きにきます!