国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2011/7/5 JCS初日レポ

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初日行ってきました!
もう楽しみにしすぎて、始まった瞬間から嬉しさのあまりしばらく集中できなくて参りました。
初日なのでまだ堅いかな?と思いましたが、序曲でジーザスとユダが並行して立った瞬間に、そんな心配ブッ飛びましたよ!もう激アツですよ!ワンダフォーですよ!
芝さんさらにシャープになって、前回より小綺麗さがなくなっていいかんじにエルサレムの荒々しさに馴染んでました。芝度が前回にもまして抑えられてます。(謎の度数)
スンラユダに関しては最初のチクチク苦しむ場面からもう涙目で、ここでもう今日の舞台のアツさを確信しましたよ!
しょっぱなからこんなテンションでひどいですが、このままいきます(笑)

【天国へ】
恐らく劇中で一番ユダが落ち着いた状態で発しているであろう第一声「私はいま・・・」でジーン!(早!)
スンラユダの歌はいつでも魂がこもってて大好きなんですが、最初のフレーズは感情を感じさせないというか、唯一ユダから冷たい空気を感じるというか、いい意味でスンラさんっぽくなくてガチで2000年前からユダが降臨しちゃったんじゃないかというゾクゾク感があってたまらないです。

【なにがおこるのですか】
この曲が始まってから終わるまで、つい上手端でしょんぼりしてるユダが気になって真ん中に集中できないw
怒られてorz←してるユダが、ジーザスの「誰も理解してない」発言に焦ってかけよったけど、ジーザスの顔を正面から見たら、自分が理解できてないことを認めざるを得なかった?的な何かでワナワナ後退りしてった演技最高でした。

【カヤパン】
あのですね、エルサレムのアンナス様のやたらもったりした衣装デザインから、カラシみたいな色、ミッ○ーみたいな帽子、表情、サイズ、いきなり高音で歌い出すところ、全てが笑いのツボにはまりすぎて辛いです。
全力で歌い過ぎて鼻の下キラキラしてるし!さすが初日はやる気がちがう!
いくらがんばってもアンナスがカヤパンの父に見えないwww
カヤパンが父ならわかるけどさ!どう見ても部下の扱いだしさ!
アンナス発言の直後にバカかー!とかいわれてるしさ!
もう、アンナス大好き!(やけくそ)
ただ一番高音の部分がおしい感じに到達してない気がするんですけど、元々そういう仕様なんですか?
カヤパンの貫禄はさすがですね。立ち姿も声もかっこよかったです。

【ホサナ】
下手端にさっきの司祭の仲間が1人がまじってる!。
今までどこ見てたのか、こんなスパイが紛れ込んでたこと気づきませんでした。
スパイはエルサレムだけなんですか?ジャポもいましたっけ?
ホサナ終わった瞬間めちゃくちゃセコそうな顔で1人はけていった(笑)

【市場】
左側でうさぎのマフラー売ってる人、1つ売れたのでヨカッタネ!と思ってたら後ろから来た男によるまさかの恐喝没収。
蹴られたあげくポッケから財布出してしぶしぶ金を差し出すマフラー商人、可哀想www
「勘弁してやるよw」て字幕が見えるくらいのドヤ顔で去ってく男の後ろ姿を見ながら、売り物のうさぎマフラーを床に叩きつけてる姿が悲しいやら面白いやらで、こりゃジーザスもキレるわなと思いました。
最後に叩きつけたマフラーをヤケクソで売り付けようとした相手が、よりによって一番最初に買ってくれた人で「持ってるわバカヤロー!」される始末。
ワースト待遇オブザイヤーに輝けるくらい不幸でしたよ彼は。

【芝ジー着陸】
きました!フォアアアアアアアア!!
ジャポだとメイクで表情が緩和されちゃってよくわからなかったんですが、ジーザス結構マジ切れです。

【見てください】
舞台の頂上から4回でんぐり返しして落ちてきた人がいたよ!(笑)
群衆アツいな!
ここのひきつった笑顔でみんなの握手に答えるジーザスの演技がリアルすぎて怖い!
ここで追い詰めに追い詰められるぶん、直後に来てくれるマリアにめちゃくちゃ癒されました。
ところでマリアいつからあそこにいたんだろう?茶色の衣装で石に紛れて丸まってるから全然わからなかった。
次回探してみようと思います。

【裏切り】
握った金を見てヒィッ!ってなるところ、倒れたときのドスン!っていう音が音楽の終わりとピッタリあっててすごいんですよ!
倒れるまで
①金を見る
②ヒイッ
③手を振りかざす
④倒れる
の4段階を踏まなきゃいけないのに、最後のドスンが曲の終わるタイミングとピッタリってすごい!スンラユダすごい!

【最後の晩餐】
弟子コーラス隊が歌ってる間、ユダが弱々しくジーザスに手を伸ばしてるんですが、ジーザスは目そらしちゃって見てくれないんですよね。
ここのユダのすがるような顔が・・・切ない。
手を伸ばしきったあと、首をフリフリしてガックリ突っ伏しちゃうわけですが、そのタイミングでジーザスがゆっくりユダのほう見るんですよ!
オイイイ!ジーザスのバカッ!アホー!(泣)(静かに観ましょう)
ただそのジーザスもすごく辛そうな顔なので最後の晩餐は見てて本当に辛いです。
「ぺテロは3回~」の歌いだし直前の表情とか、手をニギニギしたり、芝ジーはセリフのないところで結構いい演技をしてます。
ジャポに比べてユダのジーザスダイブは控えめでした(笑)
そのあと手を握られたままジーザスの顔を見上げるユダの顔が、また首フリフリしてて切ない。
首フリフリは切ないやら悲しいやら可愛いやら、反則ですね!(失言)
そのあと見事に投げ捨てられるわけですが、起き上がった際のガクガクボロボロ具合もジャポより控えめでした。とりあえず初日は比較的冷静です。
この後角度的にユダの表情は見えなかったんですが、ユダの訴えを真剣に聞いてるジーザスの顔がよく見えました。
ここの場面はいつもどうしてもユダに目が行きがちだったんですが、「わかってる、わかってるよ!」って感じで真摯に聞いてあげてるジーザス、初めて気づきました!だめだ胸アツで思いだし泣きしそう!(病気)
最後、ユダの「私は理解ができない~」のときの芝ジーザス、今にもユダに飛びつきそうな具合に前のめりになってる、もしくは、いつユダが特攻してきてもいいようにくるかっ?くるかっ!?みたいな構えで待機。
ただアクションとる前にユダが「ア゙ア゙ア゙ア゙ー!!」って爆走してっちゃったんで、来ないんかい!ってかんじでズルっとなってる芝ジーが若干コントっぽくて面白かったです。(締めくくりがひどい)

 

ゲッセマネ

ある意味この作品のクライマックス、芝さんのゲッセマネの時間がやってきました。
ジーの心臓まで響いてくるど迫力の低音、好きです。わーたーしーがーのとことか。
しかし今回前方で見たんですが、かなり大変でした!顔が!www
ジャポネスクと違って表情がもろにでるエルサレムは時として残酷で、ゲッセマネが百面相タイムと化してましたww
最初はアンパンマンのようなクリクリフェイスで歌い初めて、気づけば梅干フェイス、最後はもはやデーモンというか伝説のポケモンみたいになってました(よくわかりません)
個人的に「してきたすべてがムダなのか♪」のムダなのか♪部分がイチオシなので、機会があればぜひ!

【裏切り】
近づいたユダを認識した瞬間に、一瞬だけ表情が緩むジーザスがもうなんとも(泣)
ところで抱き締められてる芝ジーザスはくまのぬいぐるみのようですね!
呆然と去ろうとしたユダが「裏切るのか?」って声かかけられた瞬間、背中叩いたら目玉ポーン!しちゃうんじゃないかと思うくらい目を見開いてハッとしてました。スンラユダって目の演技が本当すごい!
公式の公開直前レポ下段右から2番目の顔です!(ぶれてるけど)
この後からジーザスに苦難がふりかかるわけですが、いかんせん目の前にスンラユダが倒れてたもんで、どっちを見ればいいのか迷ったあげくスンラユダをとってしまいました。本当にすいませんでした。
ユダ、倒れこんだ後は1度もジーザスの方を見ないんですけど、全身から罪悪感と自己嫌悪がにじみでてました。


【ペテロの否認】
否認された瞬間、振り向いた姿勢のジーザスがパチパチと2回瞬きをした後、斜め上を見て「あらら」ってアメリカンな表情。

【ヘロデ】
北澤ヘロデ、初見です。
キラキラマツゲバッチバチで今世紀最大級のドヤ顔。四季内では間違いなく最大級のドヤ顔。
よりによって前回がパンツ下村ヘロデだったので(パンツいうな)次はどんなモンスターが出てくるのか勝手にハラハラしてたのですが、良かったですよ北澤ヘロデ!
下村ヘロデより人の話聞いてくれなさそうです。几帳面そうで変な王様臭がよくでてました。むしろこっちのほうが本来のヘロデのイメージに近いかも?
ギャグ度は低めですが、なぜか笑うポイント(多分)の3秒後に笑いが込み上げてきます。
下村ヘロデが「なんじゃあれ!!」系の笑いなら北澤ヘロデは「何今のwww」系の笑いです。
しっかし美声!歌は超正統派です。うまい!
4人のヘロデガールズも軽ノリでいい味だしてました。
最後全力で二重アゴしてる光川さん、スリムで首が長くても努力すれば二重あごってできるんですね!(泣)

【自殺】
目の前にカヤパンがたってくれたおかげで前半ユダがいためつけられてる声しか聞こえませんでした。
やっぱりエルサレムは傾斜が強いぶんユダの遠心力とのドッキングっぷりがやばい!超高速回転!
今回ユダが沈む直前にニュと背伸びして頑張ってました。一回頭まで沈んだのに顔出てきたから一瞬でてきちゃうのかと思ったwww
まあ、でてこなかったんですけど。 

【むち打ち】
ジーザスのスカート大事故が!!
39回打たれたあと、ピラトの服にすがりついたジーザス、後ろのスカートが思いっきりめくれちゃって
太ももまで大☆公☆開☆

 

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ふんどし直前Death←
ただジーザスってもともと布1枚のイメージ強いので「ん?」って思うのに5秒くらいかかりました。
多分膝サポーターなかったら普通に気付かなかった(笑)
まあふんどしはともかく(おい)、ムチ打ちシーンのアンサンブルの迫力が最強級だったように思います。

とくに磯津さん!最初は笑ってたのに間近でズタボロのジーザスを見た瞬間、我に返って悲鳴あげながら身をよじってジタバタしてて。そこに「見てあれ!」と笑いながら走ってきた女の人も、その尋常じゃない状態を見た瞬間に表情が笑顔から恐怖にかわってくさまが怖すぎて見てて冷や汗がでました。
狂気の沙汰!って感じです。見入りすぎて終わるころには口がカラッカラになってました。

【磔】
前回のエルサ、ジャポに比べてジーザスのセリフ部分が弱弱しくなってる気が・・・した?(聞くな)
そしてなんと芝ジーザス、お亡くなりになる瞬間白目になりました。
どこへ・・・どこへ行くのだろう芝ジーザス・・・!!見てくれ死にざまどころじゃないほどガン見してしまった。
目の前に再現されていくリアリティあふれる演技、あふれすぎたようです(笑)

エルサレムは最後にマリアやペテロ、シモンが来てくれるので救われる感じがしつつもやっぱり悲しいですね。
表情は見えなくても呆然としてるマリアの後ろ姿が可哀想すぎる。
あと後ろ姿でペテロにもたれかかって泣いてるシモン、それをなだめつつもつられてガックリ膝を落として泣きだすペテロも、本当に誰も報われないミュージカルだなあ。

【カーテンコール】
ジャポとは打って変わってソウルガールズとキャッキャしてるスンラユダ、なごむw最後みんなで円になるところで、ピラト&ヘロデの肩パッドコンビの間が定位置のユダは肩を出来る限り縮めて窮屈そうでした。ジーザス、マリア、ユダの3人だけで出てきた際に、お辞儀の順番で迷ったのか全員であたふたしたあげく、芝さんが高木さんを手で指して高速でうなずきまくってたのが笑えました。
唇噛みながら目全開にして頷きまくってる芝さんに高木さんウケてましたw

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スンラさんは手を組んで深々とお辞儀。芝さんは満面の笑顔で拍手を受けてました。いやあ、エルサレムの芝ジーザスの笑顔に癒される境地に達してきました。
なんか・・・キュートじゃないですか・・・あの笑顔・・・マイゴーッ!

とにもかくにもマリアは癒し度がアップ、ユダは演技の細かさがさらにアップ、ジーザスは確実に神境地(笑)に到達しつつありました!
文章力が追いつかないのが悔しい2011東京サマーエルサレム、初日でこれならこれからどうなっていくのか、本当に楽しみです!