国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

読書感想文

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絵と全然関係ないですが「ドリアングレイの肖像」の原作を読み終わりました。

価値観がぶっとんでるようでありながら現実的、そんな説得力のある矛盾に頭をフル回転させられる非常に面白い本でした。

しかも兎にも角にも登場人物のキャラが個性的すぎて、2ページに1回は「は???」とか「お前は何を言ってるんだ」と突っ込こまずにはいられません。

初めは歩く有害図書みたいなヘンリー卿が1番変だと思ってたけど、ふつうにバジルが1番やばい人ですよね??

ヘンリー卿への平均突っ込みが「は?w」なのに対してバジルは平均で「ちょwwwファーー!?!?!?!?www」って感じで、2人の会話が下手な芸人よりもコントなあまり、危うく外で噴出するところでした。

おかげでタイトルロールでウルトラ美少年設定なはずのドリアンがキャラで埋もれてるよ...!

「信じられないようなことばかり言って昼を過ごし、ありそうもないことばかりをして夜を過ごしている。」っていうヘンリー卿の描写がお気に入りです。

(1番笑えないシーンはドリアンが観劇廃人になるところ)

 

ということで改めて舞台版の作品ページに書いてあるキャラ紹介とあらすじを見たのですが、開くページ間違えたかと思うくらい設定が違くて震えております。話の1番伝えたいであろう部分を意識すればいけるのかなこれは...!