国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

ドリアン第一印象(ピルソクさんに偏ってる版)

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こんなに人権を侵害してるピルソクさんは初めて見ました。
ジバゴのストレルニコフ様はすぐ射殺するけど、バーンって一瞬でいくからまだ人道的だな。って思っちゃうくらい非人道的!
この後も懲りずに繰り返しそうな終わり方ですよね。でも悪いことかと言い切れるかというと、芸術に関してはどうだろう?やっぱり逸脱した芸術は逸脱した方法で初めて現れるのでは?シルクドソレイユとか死人が出てもなお最高レベルの芸術として評価され続けてるし?って思っちゃうあたりオスカー卿正論!?(愕然)


設定もストーリーも全然違いますが、原作からのセリフの引用がちらばっていて「原作ドリアングレイの肖像10回読破済みの鍛え抜かれたオタクが見たら、どのシーンが何を表したいのか考察して盛り上がれそうな作品」というのが第一印象です。
演劇なのに暴風雨みたいな音楽が吹き荒れたり、刺すような照明が飛び交ったり、突然歌ったり踊ったり、現代アートで攻めに攻めた構成で好き嫌いがものすごくわかれそう。
個人的には「わからないけどもうすこしでわかりそうな限界ラインを平行で進んで進み続けた結果...!!わからない。次回の挑戦をお待ちしております。」みたいな感覚にハマってきてしまいました。
ちょっともう1度ドリアングレイの肖像を読み直して出直したいと思います。