国際線第99ターミナル

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日本と韓国のミュージカル観劇あれこれ

2013/8/3 ライオンキングレポ

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ジャンル:草食系ライオン

シンバ、ナラ、ムファサ、スカー、ザズー、ティモン、プンバ全キャスト未見の今を逃す手はない!ということで半年ぶりのライオンキングに行ってきました。
半年振りが全然久しぶりじゃないことはわかってます誠に遺憾です。

【北澤シンバ】
今回初めて北澤シンバにお目にかかれるということで、一体どんなシンバがでてくるのか!
テンションは高いのか?踊るのか?ウオー!とかいうのか?
そもそもツタにぶらさがって来るところからまったく想像ができません。
そんなこんなでハクナマタタ終盤では一体何をそんなにドキドキしてるのかというレベルで心臓ドキバク状態に。

そしてついにツタにぶらさがって北澤シンバ登場!

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絵が下手すぎるためお伝えしきれないのが残念ですが、三角定規もビックリの三角フォーム。
ぶらさがってるどころじゃない、ぶらさがりすぎ。
どうやら私は北澤シンバの身体能力を大いに見くびっていたようです。
登場0.1秒で予想を裏切ってくれるとは!予想裏切られ史上最速だよ!
そしてそのままややズリ落ち気味にツタから飛び降り、親子観劇室のガラスを割らんばかりの
「心配ないさーーー!(>□<)」
ひょー!気持ちいいくらいの声のハリ!と伸び!
ポーズも超みなぎってます!全身力みすぎて本当に顔が→(>□<)
その後もピョンピョン跳ねまわり、ガンガン踊りまくり、側転まで!側転した!(笑)
表情もコロコロかわり、まさに生ける百面相。
てっきりインテリ系シンバでくるのかと思ってたので、まさかの子シンバノリに度肝を抜かれました。
しかも若い!(しかもとか言うな)
未だかつてこんなにテンションの高い北澤さんを見たことがなかったので、休憩に入った時「もしかしたら今のは全部夢でまだ今日のライオンキングは始まってないのかもしれない」と思ってしまうくらいには予想外のシンバでした。

と、予想外ではありましたが、個人的にはかなりアニメの大人シンバにイメージが近かったと思います!
ニコニコでゆるっとしながらも、意図的にゆるく装ってる風といいますか、時折表情に陰がさしたり、過去を振り切れてない感じがでててとても良かったです。
そして何より歌が上手い!伴奏にもパーカッションにもアンサンブルにもまったく埋もれない声量なので、北澤シンバはC席でもバルコニーでも全然楽しめそうだなと思いました。
終わりなき夜の「そうだ!そうなんだ!」が特に、葛藤と力強さの絶妙なミックス演技が超GOOD!

ちなみにナラとの取っ組み合いは「うわ~~~~~☆負けた~☆」みたいな感じでまったく勝つ見込みがなさそうでした。

【小松ナラ】
小松ナラは少女から大人になったばかりのような初々しいキュートなナラ。小柄で声もとっても可愛い!
そんな外見ながら眉間にシワを寄せて歌うシャドーランドは、プライドロックの深刻性をより明確にしているようでした。
しかしシンバと再開した瞬間、パァッと子供っぽく戻るところがまた等身大のナラっぽい!
北澤シンバと並ぶと兄妹のようなので、二幕冒頭が「久々に1人暮らしの兄の家に遊びに行ったら兄がプー太郎になっていた!」みたいな状況に。笑

【川地スカー】
超インドア系な川地スカー。そして弟っぽい。おじさんだけど。
大勢でいてもポツーン感をだしてたり、スカーの狂気ではハイエナたちに半べそで手を伸ばしてたり、今まで誰からも相手にされてこなかった過去がみえるような不幸オーラMAX。
とにかく暗くて、どのくらい暗いのかというと
スンラスカーからギャグ要素を抜いた感じかな!(深刻)
しかしそんな川地スカーですが、カテコでは誰よりも全力で手を振ってました。素晴らしいギャップw

【平山ムファサ】
威厳よりも何よりもまず威勢がいい平山ムファサ!
目はギラギラ、朝のご報告ではシンバ並みの無邪気っぷりを発揮し、見かけは大人!中身は子供!
若いころは相当ブイブイ言わせてたであろう、元ヤン風ムファサ。
動作もエネルギッシュなのですが、ハイエナを撃退する時、なぜか剣を振りまわしながら
阿波踊り。(ちがうから)
そんな動きの1つ1つまでみなぎった明るいキングでした。斬新w

キャストが変わるとと全体の雰囲気が別物だったり、新しく良いと思う曲ができたりで楽しいですね~!
今までライオンキング好きなシーンランキングは
1位:ヌーの大暴走
2位:スカーの覚悟しろ
3位:シカ的な動物がメスライオンに捕食されるところ
だったのですが今回の観劇で3位が終わりなき夜になりました。
シカが捕食されるところは4位になりました。