伝説ペアが見れるということ
こんな心境になるかもしれないしならないかもしれない。
(地域も年代も通じるか際どい元ネタ)
あっという間に残すところ1ヶ月を切りましたね!
私はにろまりペアでスタートとなりそうなのですが、前々より
すごくかっこいいらしい
すごく超人らしい
と、とにかくキャラもルックスも超クールという噂を聞くので、想像は膨らむばかりです。
追記より拍手お返事になります!
●12月初旬にキャッツ記事にコメントをくださった方
気付くのが遅れてしまい申し訳ありませんでした、嬉しいご感想をいただきありがとうございました!私も今年に入ってから観劇してないのですが、3ヶ月だけでも見てないな〜と思うので、昨年2月からとなれば本当に頑張って我慢されていると思います。
色々な対策はあれど、早く心から安心して観劇に出かけられるようになる日がくるといいですね・・・!
2020/12/4 キャッツレポ(神永タガーデビュー)
神永タガーって!!
早速見てきました。
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10月、11月に続いて今年3回目のキャッツ。
行くたびに思うのですが、キャッツって観劇というよりも生命エネルギーにぶち当たりにいく感覚で、見るだけで本当に元気が出ます!
今回はそこに新キャスト、しかもタガーということで楽しみも倍増です。
【神永タガーの感想】
見る前の私は神永タガーのイメージを勝手に作ってました。
きっと静かで慎ましいタガーに違いない。ゴミ捨て場のど真ん中に座って、香油を塗られてるかもしれない。なんたってジーザスの神永さんだからね!
そんな妄想を胸に待ちに待ったタガーナンバー、勢いよく壁から飛び出した神永タガー
影からかっこよすぎわろた。スタイリッシュ!
そして見事にイメージは裏切られました。
太めの眉毛はキリッと上げ角度、声質は少しがならせたロック、数々のディスコを道場破りしてきたカリスマおらおらオーラを感じます(どんな)
顔はかなり神永さんですが、神永さん感を感じません。勿論ジーザスオーラもありません。
舌を出したり、顔芸したり、謎の掛け声をかけたり、時々滑らないように小股でちまちま歩いたりしながらも悪い子だぜオーラを出しています。
正真正銘のタガーっぷりに一本とられました!
しかし予想を裏切るだけではありません。
神永タガーは時々不思議な動きをします。
冒頭の顔の横でピロピロポーズを2回くらいやってたのに加え、ミストのマジックシーンではドラムロールに合わせて
ベルトをぴろぴろ。
またミストナンバーでは、みんなにミスト超自慢したい系タガーで
↑ミストに驚いてるみんなを見たくてミスト見てない系タガーと化す。
大回転を決めたミストには投げキスをしてました。
ミストナンバーのアレンジがすごいオシャレで、アメリカの優雅なジャズクラブのよう!シングルCD発売きぼんぬ!
あとはデュトロノミーの曲だけ、心なしか
慎ましやかな信仰心を感じた気がしました。
ダンスに関しては、振り付け的にはクリアしつつも全体的にもったりとしています。
どう表現すればいいのか、ダンスってポーズとポーズの間が残像のように速いじゃないですか。それが全部動きが見えるくらい・・・最高筋肉速度が遅い?(新日本語爆誕)
あらためて意識してみると、タガーってダンスナンバーでよりによってタンブルとかミストとかのダンスエキスパートメンツと並んで踊るシーンが多いんですね!
タンブルなんてダンス最強枠なうえ、全身ピタピタのジェリクル界1−2位を争う空気抵抗皆無キャッツじゃないですか。なので余計に速さが・・・!そうか、タガーはモサモサで空気抵抗が多いから遅いのかもしれない・・・!
(横浜時代を思い出すとタガーって踊れなくてもいい枠なのかと思ってたのですが、最近バリバリ踊れるタガー多いですよね!)
とにもかくにも観劇前の想像を遥かに超えるタガーっぷりでした。まだまだいっぱいいろんな動作をいれたい貪欲な空気を感じたので、今後の経過が楽しみなタガーであります!
【HAPPYカーバケッティ】
今回、自分がデュトロノミーだったらこの猫優勝やろと思った猫は照沼カーバさん。
×紳士キャッツ
◯100万ドルの笑顔キャッツ
笑顔は人を幸せにするよね!あまりにも全力で舞踏会を楽しんでるので、つられて笑顔になっちゃう。照沼カーバは元気な顔!!
カーバは持ち歌がないからかわかりませんが、俳優さんによってキャラクターの自由度が高くて面白いwww
照沼カーバ、踊りがちょっと独特?オリジナリティのある踊りを楽しそうに踊ってます。
顔も踊ってます。
百面相すぎて探さなくても発見できる勢い。
藤岡カッサなんかも踊る時に口を開けてシャーっとやったりしますが、表情をつけて踊る役者さんは、身体的以外にも精神的な躍動感も伝わってきて高まります!
カーバといえばジェリクルボール後半のキメポーズあるじゃないですか。
あそこの動きが俳優さんによって全然違くて、個人的にチケット代11000円中3000円はこの決めポーズを見る代金と思ってるくらい激アツシーンなのですが、照沼カーバは
歯切れ良く左にポーズを決めてからの
エルボーをキメる勢いで右側に力強くスライド。
ぶぇあああカーバ様かっこいいいいいイエエエーーーーイ!!!!
あと面白かったのは偽デュトロノミーのシーン。
周りが違和感にざわついてる中、偽デュトロノミーに両手を合わせてお辞儀するカーバ(www)
周りが警戒モードに入ってやっと気づいたのか、急いで土管の上に縮こまって避難。
そしてついに正体を表すマキャビティー!
縮こまったカーバはどうするのかと思ったら
飛んだああああ!!!!
ジェリクルジャンプはハイジャンプにもほどがあるハイジャンプ。
果敢にマキャビティーに向かっていくカーバ。カーバかっこいい!振り返りカーバに爪を向けるマキャビティ!どうするカーバ!
結果:手をクロスにして防御。
勢いよく飛び出して防御だけするカーバわろたwwww
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本当は他にも
・カーバより紳士でほわほわタンブルとか
・ランぺがプロのランぺすぎるとか
・スキンブルの歌が夜行列車の風を感じるくらい素敵とか
・ドラゴンボールに出てきそうな横井ミストとか
・グレートランパスの背景で「・・・」ってなってるデュトロノミーがシュールすぎるとか
面白かったり感動したシーンがたくさんあるのですが、全部書くと巻物ばりの長さになってしまうので、今回はタガーとカーバだけ・・・!
社会情勢上演出スタイルを変更しつつも、変わらず楽しくて元気がもらえる舞台に感謝です!
スリルミーのジャンルとは
※この記事は結末のネタバレを含みます※
今更ながら、スリルミーのジャンルが何かと聞かれたら・・・なんだ?
スリルミーって
1:台本
↓
2:演じる側の解釈
↓
3:観客
の2番の部分が、他の演目より濃厚に反映されてる気がするんですよ。
なので違うペアを見た人と同じ前提で話そうとすると、お互い「ふぇ???」ってなったり、自分でも新しいペアを見ると「フォ!?!?」ってなったり。
最近はもう見るまでわからないので、ピンボールのごとく観劇後にジャンルをハメてくスタイルです。
ちなみに現在私の中では9ジャンルにわかれてます。
それぞれの定義(?)は・・・
【心理サスペンス】
物語中の彼・私のパワーバランスが不安定で、先が読めないドキドキ感。
いつのまにかひっくり返る形勢や、トドメのネタばらしは、サスペンス好きならこんなの面白いに決まってるで賞!おそらく1番王道なパターン。
【サイコホラー】
私がサイコパスな役作りをしているパターン。
全編通して、私が彼を狙う怨念が観客にモロバレ。
パワー・知能バランスが著しく私側に偏っているため、彼はいわば滑車をコロコロと回すハムスターのような存在。
目の前のヘビに気づかず、滑車をコロコロ回し続けるハムスター眺める100分間。観劇後は恐怖に震える。
【悲劇】
私・彼のどちらか、もしくは両方が現状の打破、バッドエンドの回避に努めるが、悲劇に終わるパターン。
スリルミーという無理ゲーな脚本の中で、2人がどう足掻くかが見所。
もっと他の結末があったのでは、途中で選択肢を間違えたのではと、事件というよりも事故に近いため、見終わった後は悲しい気持ちが残る。
【若気の至り】
役者自体の年齢が若い場合に多くみられるパターン。
自然な現役厨二感が感じられ、心情が理解できなくても、若さの衝動という説得力でカバーされる。共感性は低く、事件自体の胸糞感が強い。
【ざまぁ】
100分にわたり、彼が調子に乗るところから自爆するまでを観察するコース。
彼の自己中度、私への理不尽度が高いほど、ざまぁ度はあがる。
【ギャグ】
シリアスな脚本に対して、彼・私のどちらか、もしくは両方の役作りが個性的すぎる場合、やりとりに一々ツボってしまうパターン。
特徴的すぎる言動、顔芸、天然すぎるキャラクターなどがあげられる。
【カオス】
私、彼、ピアニストのいずれか、もしくは全員のテンションが、ストーリーに集中できない程カオスな公演。
奇想天外な行動、ピアノの暴走演奏などがあげられる。
ギャグタイプとの違いは、狂気を感じる点である。
【純愛】
殺人・裏切りという強烈な外部要因がある中でもなお、私の彼への純粋な好意にフォーカスし続けるパターン。
客観的に見ても彼が魅力的なこと、お互い自然体な関係なこと、友情の延長線上のような好意があること等々の条件が重なると、道徳・性別を超えて「この人じゃないとだめだった」設定に必然性が生じる。ストーリー全体に共感と説得力を感じるレアルート。
【意味不明】
どんなに頑張って見ても、行動原理がまったく理解できないパターン。
観客に罪はない(爆)
個人的には可哀想なのが好きなので、悲劇に分類されるペアが好きですw
しかしまあこのカテゴリーというやつも主観的なもので、前に初めてみる友人にチケットをお譲りした際、内心「(友よ・・・初めてならサスペンス色の強いペアで見て欲しかったけど、このペアはギャグなんだ・・・!!)」と思っていたところ、ものすごく感動して帰ってきたので、本当に受け取り方って千差万別なんだな!とビックリしました。
ギャグって言わなくてよかった〜!www
いろんなタイプを楽しむもよし、好きなペアを極めて連打するもよし、見るまでわからないブラインド商品感を楽しむをよし。
この多種多様&一期一会っぷりがあるからこそ、スリルミーはいつみても面白い演目なんだろうなと思います!
追記より拍手お返事になります!
スリルは突然に(突然すぎ)
スリルミー再演決定、そして10周年おめでとうございます!!
いきなり2021年に猛烈なイベントが設置されてしまったw
超絶突然でしたね!あまりにも突然すぎて「スリルミー再演?そっかあ、もう2年たつもんね。シアターウェスト?こじんまりしてて、舞台と客席の空気感が連動した良い劇場だよね!トイレが真っ黒で、びっくりしたよね。当日券でなが〜い列作って、チケットが本当に大変だったよね!・・・え、再演するの?」と理解するまでに謎の懐古に浸ってしまいました。
新・旧・続投で3ペアもいますし、コース料理のAコースBコースCコース見てるような気分になるバリエーション具合!
1番若い新ペアは実際のキャラクターの年齢に近そうだったり・・・ホホホーイ楽しみです!
公演にそなえて、私の全チケ運を全力待機させたいと思います。
追記より拍手お返事になります!