2018/6/16 EVEL DEAD(本編)レポ
タイトルの通りイブルデッドレポ本編です。
ばりばり内容のネタバレをしておりますので、これからご覧になられる方はご注意ください!
ご覧の通りどこにでもいそうな普通の(?)若者たち。
いかにもスプラッター映画で軽率に死にそうな雰囲気に満ち溢れております!
【スーパー出オチ】
物語は5人がコテージを目指して楽しくドライブするシーンからスタート。
冒険感満載のジープで森の中を駆け抜けていくのですが、その演出が
ラジコン。
想像してみてください。
600人弱の観客が突如舞台上に現れたラジコンを見つめる状況と空気感を。
8秒くらいかけながら舞台を横断していくラジコン。絶妙に遅い。
ボコボコ弾みながら走ってる。 しかもはけたと思ったら往復だったシュールさ。
一番わけがわからないのが、このオープニング曲がとんでもない良曲だったことです。聴いてる最中からもう一回聴きたくなる曲ってあるじゃないですか。それ!ww
【センスが光るB級】
イブルデッドのすごいところは、あえてB級感を狙って、そのセンスが凄まじくよいところでしょう。
森と外界を繋ぐ橋が壊れ、主人公たちは不気味な森から脱出不能になってしまいます。
(この橋がまたサイズ感おかしいんですわ)
主人公たちに襲いかかる森の邪悪な木↓
ちなみにゾンビや木に攻撃されるとゾンビ化するようです。
トップバッターで木の被害を受けてしまったシェリルは・・・
痺れるシャウトのパワフルゾンビに!!
歌のド迫力っぷりに開いた口が塞がりません!
ゾンビは仲間を増やすべく、どんどん主人公たちに襲いかかってきます。
人間にとどまらず、壁にかけてあるシカの剥製、さらには台所のロブスターやネズミもゾンビ。
(この辺で腹筋死亡)
次々にゾンビ化する仲間たちから逃げ惑うアッシュ。
ついにゾンビに立ち向かうことに!
途中で合流した探検家のお姉さんと、高橋一生をさらに地味にしたようなその彼氏と、ゾンビ撃退作戦始動!
そんなテンションの2時間半になります。(まさかの休憩あり)
【血まみれタイム】
スプラッター席で見たいけど血まみれは勘弁・・・・という方もご安心を!
血まみれタイム直前にリピーター客が一斉にフードを被り始めるので、それが合図です!(しかし最近はカッパ着ても引きちぎられるらしい。←カッパ配る意味wwww)
この時点ではまだどうやって血まみれにされるのか知らなかったので、それはそれは期待しておりました。
一体ゾンビはどんな装備で出てくるのか!?
1番目に現れたゾンビは手に水風船を持ってました。まあもちろん中身は血です。
それを客席に向かってバーン!って投げたり、ブチャブチャと握りつぶしたり。かなり大きい飛沫が飛ぶので顔にあたったら悲惨!
他人事で笑ってたのもつかの間、目の前にジョウロをぶらさげたゾンビが登場。
まるでお茶漬けにお湯を注ぐように、客の頭に血糊を注いでいくゾンビさん。
せっかくみんなが着てる真っ白の服無視して、脳天狙ってきますからね!
生暖かいヌルヌルの液体が髪の中にぃぃぃ!!
いつのまにか横から別のゾンビにジョウロで注がれてました。
しかも注ぎ終わったと思ったら
片付け依頼。
・・・は?
しかしジョウロを置く間もなく、今度はバケツ持ったゾンビきたー!!
思わずジョウロの血糊をこっちからかけた結果、バケツを頭上でひっくり返されました。
そしてそのゾンビもバケツを空にするやいなや「これ置きますよ」と壁際にバケツを置いて去っていく。 端席、ただの残血糊処理スポット。
しばらくすると客席のゾンビが舞台上に帰り始めたので、油断した途端
なんかすごいもたれかかられてるんですけど。
隣の席が空席だった時点でこれは危険wと思ったけど、こんな展開になるとは予想できなかった。
このシーンの前後はディスコ仕様になっていて最高にHOTです!
【終演後】
血だまりの中、裸足でパイプ椅子に座ってる自分がシュールすぎました。
床むっちゃ滑る!
謎の興奮に包まれたまま写真を撮りまくる人々。血まみれのまま裸足でエレベーターに乗り込み、ロビーで血糊をいそいそ拭き取ります。が、全然取れない。というかむしろ拭けば拭くほど染みこんでる気がする。
結局、全身血みどろのまま劇場外に出ました。こ、こんな格好で公衆の面前に出るなんて・・・!
まあでもここは大学路、イブルデッドはみんな知ってるだろうし大丈夫!って思うじゃないですか。
劇場出た瞬間から超絶AWAYですよ。
少なくとも大学路内では余裕だと思ってたんだけど、どうみても交通事故の被害者。
今回はありがたくも友人の宿泊先で着替えることができたのですが、従業員の方に「どうしたの・・・!?(動揺)」と聞かれ、大変心が痛みました。
そんなこんなでイブルデッド、最高に楽しかったです!
観劇というよりも遊園地帰りの余韻に似てました。
思わず歌っちゃう楽曲、スコーンと気持ちいい歌声、キレキレのダンス、確信犯などうしようもなさ、 最高級のB級が、そこにはありました。おすすめ!
1つ心残りがあるとすれば、昼に見たバンジーの余韻が消し飛んだことかな!!
※服についた血糊はお湯で綺麗に落ちました。白い服でも跡が残らないくらい綺麗に!
※準備編のロッカー情報を一部修正しました。