ヨセフと不思議なテクニカラードリームコート

家族構成どうなってるんだ。(聖書あるある)

面白すぎて幕間にリピートチケット買っちゃったヨセフとテクニカラードリームコート。

後半つまんなかったらどうすんだ！という心配も、ノリノリで中毒性の高い楽曲、理由なきハイテンション、いい意味で雑すぎるキャラ設定（ALWあるある）、そんな怒涛の如く爆走していくイスラエルピーポーの前ではノープロブレムでした！
おかげさまで寝ても覚めてもGOGOGOジョーセフ。

もともとは子ども達が学校の発表会で演じる用に作られた、アンドリューロイドウェバー様のデビュー作だそうで、内容はまんま聖書ですが、現代人の“ナレーター”という役が解説やツッコミを入れながら進行するスタイルです。
上演時間は前半40分＋後半45分とコンパクト。笑いと感動と意味不明の85分間！
正直こんなにハマるとは１ミクロンも思わなかったので、今更ながら自分用にあらすじと家系図をまとめてみました。
聖書系は似たような名前の似たような人がいっぱいでてきてややこしい！

-----------【あらすじ】----------------------

主人公のヨセフは真面目でイケメン、非の打ち所がない17歳。
12人兄弟の中でも、父ヤコブからとびきり愛されてました。
ある日ヤコブは、ヨセフ1人だけに素敵なカラフルコートをプレゼント。
日頃からヨセフを恨めしく見ていた兄弟達は怒り心頭、ヨセフを穴に放り投げ、奴隷としてエジプトに売り飛ばしてしまいます。（銀貨20枚←ジーザスより安い）
絶体絶命のヨセフでしたが、持ち前の真面目さで様々な人に気に入られ、ついにはファラオの右腕に。
これからエジプトに訪れるであろう飢饉を予知し、食料を蓄え、見事に国を守ったのでした。

一方その頃兄弟たちは、食糧難の直撃を受け、ネズミ1匹を11人でわけるような日々。
彼らは、エジプトにはたくさん食べ物があるらしいという噂を聞きつけ、ファラオのもとへ向かいます。
そこで奇遇にもヨセフと再会。しかしまさか、目の前の権力者がヨセフだとは誰も夢にも思いません。
ヨセフは迷います。兄弟といえども、自分を売り払った人間を助けるべきか？
そこで彼は兄弟を試すため、食料を分け与えがてら、末っ子ベンジャミンの袋に金の杯を忍び込ませます。
身に覚えのない窃盗の罪にオロオロするだけのベンジャミン。
「こいつを牢屋に放り込め！」と叫ぶヨセフの前に、兄達が跪いて言いました。
「彼はこんなことをする人間じゃありません。牢屋にいれるなら、かわりに私を入れてください」

兄達の心に感激したヨセフは、身分をあかし兄弟たちと和解。
父ヤコブもエジプトに呼び寄せ、再び家族仲良く幸せな暮らしを送ったのでした！

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ツッコミどころが多すぎる！ｗ
が！
聖書ですからね！（最強の免責事項）

まったくヨセフの心の広さときたら、自分は売られたのにベンジャミンだけ兄弟総動員でかばわれたら、普通頭きて全員ゴートゥージェイルですよ。
しかしヨセフはヨセフで「麦の穂の夢を見たよ！僕の穂は立派で、兄さんたちのは細くてショボかった！これはどういう意味なんだろ！(><)」とか「僕は兄さんたちより偉くなるのだろうか？？？？」みたいなKY発言を悪気なくホイホイ言うので、どっちもどっちな気がします。

今回この物語を初めて知ったので、まずヨセフの家族構成が謎だったのですが、どうやらヤコブには妻が４人いて、その中でもお気に入りな妻の子どもという理由でヨセフを贔屓してるようです。
もうすべての元凶ヤコブパピーだよね！？（結論）

2回目で気付いたのですが、ヨセフが売られてく中ベンジャミンだけが悲しんでたり、親に真実をバラそうとして兄貴達に邪険にされてたり、おいしい見どころがモブとして繰り広げられまくってました。ヨセフ沼の入り口が・・・！

西洋人俳優さんの表情筋180％活用のパワフルなパフォーマンスは本当に元気もらえます！来日公演に感謝！